食物アレルギーの原因と赤ちゃんの対策

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食物アレルギーにお悩みの方は多いと思います。

そばアレルギー・小麦アレルギー・大豆アレルギー、いろいろありますね。
僕の近親者にも、そばが好きなのにアレルギーで食べられないというジレンマを抱えている者がいます。

 

食べ物によって成長と共に耐性を獲得できるものもあれば、何年かけても耐性を獲得出来ないものもあります。

乳幼児の時に始まったアレルギーは大人よりも治る確率が高く
卵・牛乳アレルギーは5歳までに80~90%の子が
小麦アレルギーも8歳までに56%が耐性を獲得し、自然に治ると言われています。

 

しかし成長してから発症したアレルギーは自然に治る見込みはほとんどありません。

 

食物アレルギーについてはまだ具体的な治療法はありません。
ですので、まずは発症しない為の対策が必要です。

 

食物アレルギーを発症する原因

 

アレルゲンとなるものは主にタンパク質ですが、食物アレルギーを発症する原因はいくつかあります。

口から食べた場合だけではなく、最近の研究では経皮感作が大きいと言われています。
※経皮感作というのは肌から吸収してアレルギーが発症するという意味です。

 

特に乳幼児期の食物アレルギーは、ほとんどが経皮感作だと言われています。

 

乾燥などで肌が荒れていると肌のバリア機能が失われる。
これは何度かお話ししてきました。
バリアが損なわれるとウイルスや雑菌が肌に侵入しやすくなるのと同じように、食べ物も侵入しやすくなります。

大人でも、アトピー性皮膚炎の方や水洗いで手を酷使しつつ食物に触れる機会の多い方は食物アレルギー発症の割合が高いそうです。

 

赤ちゃんはちょっとしたことで肌荒れしたり、季節の変わり目には免疫力が低下して湿疹がでてしまいます。
そうして荒れたほっぺたに食べ物がついたまま放置していると、肌内部に浸透して体が異物として認識してしまいます。
ですので、食べた後は大人がこまめに顔や手を洗ってあげる事が重要です。

 

肌荒れはそのまま放置せずに、ステロイド等を使って出来るだけ早く治してしまいましょう。
※前回対症療法について否定的ともとれる事を書きましたが、場合によっては対症療法は必要です。
もちろん治した後は、そもそも肌荒れしない対策が必要です。

 

またカーペットやソファ等に食べかすがある事もあるので、掃除にも気を付けてください。
食べ物だけではなくほこりや花粉も経皮吸収しますので、食物アレルギー以外のアレルギーを発症する可能性もあります。

 

食物アレルギーの耐性の獲得

 

最近の研究で、肌からの経皮吸収でアレルギーを発症するという事がわかってきました。

今まではアレルギーの原因になる食べ物を食べない事が対策と言われていましたが、今ではまったく逆の考え方が主流になっています。

 

アレルギーの原因になるものを食べる事で、食物アレルギーに対する耐性を獲得できるというものです。
すでに日本でも医療機関でこの免疫療法は行われていて、一定の成果を上げています。
少量ずつアレルゲンになる食べ物を毎日徐々に増やしながら摂取していくことで、アレルギーの耐性を獲得できます。

 

体の中に入り込んだ異物に対してどういう判断を下すかの決定権は樹状細胞という細胞が持っています。
そしてこの樹状細胞は、肌にも腸にも存在しています。

 

最近は花粉症の対策として腸内環境の改善が効果的と言われていますが、これも食物アレルギーの耐性獲得と原理は同じです。

 

まだ研究が進んでいないのでメカニズムは詳しく分かっていませんが、肌から入った異物に対しては樹状細胞は敵とみなし、定期的に腸に運ばれてくる異物は食物という風に認識してくれるのでしょう。

 

しかしすでに食物アレルギーを発症している赤ちゃんに一度にアレルゲン成分を与えたりする事は絶対にやめてください。
自己判断で与えるのではなく、専門家の意見を仰ぎましょう。

また、まだ耐性を獲得していない離乳食の時期には少量ずつ与えるようにしましょう。

 

まとめ

 

食物アレルギーの大きな原因は肌からの経皮吸収です。

日本でも美容石鹸の使用から食物アレルギーを発症したケースもあります。

小さい子供の場合は親が気を付ける事ですが、経皮吸収しない為にはスキンケアはとても重要です。

 

 

また耐性を獲得するために離乳食の時期にはアレルギーの原因になる食べ物をまったく与えないのではなく、少量ずつ与えて様子を見るようにしましょう。

 

 

 

カテゴリ:予防医学  [コメント:0]

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