高麗人参に効果はあるのか?

目安時間:約 7分
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先日自動販売機で栄養ドリンクを購入したところ

 

「ビタミンC、高麗人参配合!」

 

と書いてありました。

 

ビタミンCは栄養成分だから分かるけど、高麗人参は材料だから並んで書いてある事自体おかしいんじゃないか?
「レモン、高麗人参配合!」ならわかるけど…。

 


と一人で考えていたのですがそれはそれとして、そもそも高麗人参の効果だったり栄養成分が気になったので調べてみました。

 

高麗人参の有効成分

 

高麗人参で滋養強壮!みたいなイメージがありますが、どうなんでしょう?

 

高麗人参にはサポニンの一種である
ジンセノサイド
という成分が含まれています。

 

ジンセノサイドとかギンセノシドとか色んな表記をされています。

 

で、一口にジンセノサイドといっても

 

・ジオール系ジンセノサイド
・トリオール系ジンセノサイド

 

この2種類に分かれるみたいです。
本当はもっといろいろ分かれるみたいですが、主にこの2つみたいなので省略します。

 

ジオール系ジンセノサイドは副交感神経に作用して神経の鎮静化を促すと言われています。
穏やかなリラックス状態を作って、ストレスの軽減や安眠の効果があると言われているんですね。

 

そしてトリオール系ジンセノサイドは交換神経に作用して神経の興奮を促すと言われています。
こっちは疲労回復だったり滋養強壮の効果があると言われています。

 

高麗人参にはこのどちらもが入っていますが、これ明らかに矛盾してますよね?
神経を鎮静させて興奮させたらプラマイゼロじゃないか!と思いませんか?

 

でもそういう事ではなさそうです。

 

自律神経について

 

自律神経は人間の体のすべての内臓や血管をコントロールして体内環境を整える神経です。
運動神経とは違って、自分の意志で働かせることは出来ません。

 

そして自律神経と一口に言っても、副交感神経と交感神経の2種類に分けられます。
日常のシーンに応じて、副交感神経が優位に働く事もあれば交感神経が優位に働く事もあります。

 

例えば寝ている時は副交感神経が優位に働いていて、心臓もゆっくり動いてそれに伴い呼吸もゆっくりになっています。
起きると交感神経が優位に働いて、瞳孔が開いてより多く視覚情報を集められるようになります。
そして朝ごはんを食べると、副交感神経が働いて胃の動きは活発になります。

 

これ以外にもいろんなところで自律神経は働いているのですが、例えば絶対に失敗出来ない試験等を明日に控えている場合、寝ている時でも交感神経が優位に働いてしまいます。

 

これが自律神経の乱れです。

 

自律神経が乱れると内臓が正常に働かなくなって、体のいろんな場所が不調をきたします。
副交感神経の働きが強く交感神経が働いていない状態だと、鬱などの精神的な病気になりやすいそうです。
逆に交感神経が強く副交感神経が働いていないと、動悸・息切れなどの症状がでたりします。
また副交感神経は免疫機能も受け持っているので、働いていないと風邪をひきやすくなったりもします。

 

そして自律神経のバランス自体は乱れていなくても、そもそもあまり働いていないという事もあります。

 

健康な状態は、副交感神経も交感神経も強い働きをしている状態です。
どちらもしっかり働ける状態で、脳がTPOに応じてどっちの神経を優位に働かせるかを決めているんですね。

 

なので、ジンセノサイドが副交感神経と交感神経どちらの働きも強くするのは両立する話なんです。

 

まとめ

 

という事で高麗人参の効果でした。

 

ここには書ききれませんでしたが、ジンセノサイドには自律神経に作用する以外にも様々な効果があるようです。

 

ただし

 

ジンセノサイドの市場価格を調べると10mgで30000円~40000円程でした。

 

ジンセノサイドの一日あたりの摂取目安量はまだ決まってはいないようですが、僕が自販機で買った栄養ドリンクは250mlで150円でした。

 

250ml中にジンセノサイドが0.05ミリ入っていたとしたら丁度150円ですが…

 

もちろん商品なので売り上げを出さないといけません。
その場合もっともっとジンセノサイドの量は少なくなるでしょう。

 

そもそも書いてあったのは「ジンセノサイド配合」ではなく「高麗人参配合」ですし。
一口に高麗人参と言っても、種類によっても部位によってもジンセノサイドの含有量は違います。

 

はたしてそんな少量でも効果があるものなんでしょうか。
ちなみに5000円くらいの高麗人参のサプリメントで、一日の摂取目安は700mg~2100mgと書いてありました。

 

 

そう考えると、安価な栄養ドリンクに書かれている「高麗人参配合!」はただの宣伝文句でしかないんでしょうね。

 

サプリメントもいくつも調べましたが、高麗人参の含有量を記載してある会社はあっても、ジンセノサイドの含有量を記載している会社はありませんでした。

 

サプリメントによってはほとんどジンセノサイドを接種出来ないようなものもあるみたいなので、結局自分で使ってみて様子をみるしかないのかもしれません。

 

僕も良いサプリメントがあったら紹介したいと思います。

 

最後に、ジンセノサイドが神経に作用するメカニズムも調べようと思ったのですが、そういう学術記事は見つけられませんでした。

 

神経に作用するとは言われているものの、そもそもまだ研究段階なのかもしれません。

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