ほうれい線を消す方法とボトックス注射

目安時間:約 4分
Pocket

今日はほうれい線に代表される表情由来のシワについてのお話です。

日々の生活の中で顔のシワはどうしても増えていきます。

歴史が刻み込まれた顔は味があって良い。

と思う方も多いと思いますが、

どうしてもほうれい線が気になるという方もいるでしょう。

まずはどうして顔にシワが出来るのかという事をお話ししたいと思います。

表情ジワのメカニズム

人は笑う時に、

①まず脳から指令を出します。

すると

②アセチルコリンという伝達物質が放出されます。

③アセチルコリンを受容体が受け取ります。

受け取った後は、

④筋肉収縮が始まり、笑顔になります。

その後にアセチルコリンの放出が止まると、筋肉が弛緩して元に戻ります。

人は笑う時に上の順序を辿るのですが、

何千回何万回と繰り返す事でこのアセチルコリン放出が止まらなくなるのです。

これがほうれい線の原因です。

つまり表情ジワは老化ではなく顔の癖という事ですね。

※皮膚のたるみによる原因もありますが、それはまた別の機会に説明します。

さらに詳しくアセチルコリンについて解説します。

神経はいくつものシナプスで繋がれていますが、

シナプスをアセチルコリンが通過するには

VAMP-2

SNAP-25

Syntaxin-1

という3つのたんぱく質が必須となります。

この3つが協力して、アセチルコリンを受容体まで運んでいるんですね。

ボトックス注射ってどんなもの?

ボトックス注射はボツリヌス菌の毒素から作られた薬です。

ボツリヌス菌は食中毒で有名ですね。

ちなみにボツリヌス菌の作り出す毒素はものすごく強力で、

わずか0.5キロで、世界人口分の致死量に相当します。

本来神経麻痺が起こる毒素です。

薬として使う場合にも、

先ほど出てきたSNAP-25の働きを止めるという効果があります。

ボトックス注射は一回の注射で一か月~二か月程度効果が持続しますが、

副作用は、表情が変わらなくなる事です。

いくらシワが無くなるとは言ってもこの副作用は致命的だと思うのですが…。

どうなんでしょう??

そんなボトックス注射は国によっては禁止されていたりもします。

表情ジワを消す方法

ボトックス注射が禁止されている国でもやはり顔のシワは消したいという事で、

ボトックス注射に代わる美容成分が発見されました。

それが塗るボトックスと言われている

アルジルリン(アセチルヘキサペプチド-8)

という成分です。

上で説明したSNAP-25に似た偽SNAP-25を浸透させます。

VAMP-2やSyntaxin-1は偽SNAP-25とは協力する事が出来ないので、

アセチルコリンが伝達されにくくなるという訳です。

本物のSNAP-25の働きを止めるわけでは無いので、

表情が変わらなくなるという副作用もありません。

アルジルリンを開発したスペインのリポテック社によれば、

0.05%アルジルリンを配合したクリームを

一日2回を28日間塗り続けるという実験をしたところ、

平均してシワが16%ほど浅くなったとの事です。

とは言え体の内部に注射する方法と比べて、効果は弱いです。

肌の表面から浸透させる方法なので時間もかかります。

即効性は無いですが、副作用を考えるとこちらの方が良いのではないでしょうか?

まとめ

表情のシワが老化では無いという事が分かりました。

対策としてはボトックス注射が有名だけど、副作用があります。

効果はボトックスよりも弱いけれど、副作用の心配はボトックスよりも無いものとしてアルジルリンという成分も紹介しました。

アルジルリン配合のクリームは市販されていますが、

購入する場合は含有率と浸透率を考えて選びましょう。

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

トラックバックURL: 

ページの先頭へ