アトピー性皮膚炎にステロイド剤を使う効果

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僕も昔アトピーでした。

 

今は綺麗に治りましたが昔は重度のアトピーでしたので、その時の名残りなのか今も寝ている間に自分の顔をひっかいてしまう事があります。

 

当時は病院から処方されたステロイド剤を特に考えなく使っていました。

 

このステロイド剤というのは人間の体で作られる副腎皮質ホルモンを模して造られたもので、とても強い抗炎症作用を持っています。

 

昔はステロイド剤の副作用が有名になってステロイドを嫌っている方が大勢いらっしゃいました。

僕もその一人で、副作用の話を聞いてからは一切ステロイド剤を使わずにアトピーを治しました。

しかし今はステロイドに対しての考え方も変わってきたような気がします。

 

ステロイドはいわゆる対症療法です。
ステロイドだけでなく、今の治療はほとんどが対症療法です。

 

対症療法とは

 

例えば、今僕がこの記事を書いている下の階で火事が起こったとします。

僕の部屋では火災報知器がけたたましく鳴り出します。

このままでは集中して記事を書くことが出来ません。

僕は記事を書く手を止めて、火災報知器をとめます。

これでまた集中して記事を書くことが出来るようになりました。

 

さて、この後僕の部屋はどうなるでしょう?

 

当然もう一度火災報知器が鳴り出します。

何故なら火災報知器が鳴る原因になっている下の階の火事はおさまっていないからです。

それでもしばらくは静かになるので記事を書き進める事はできますが、もう一度火災報知器が鳴ってそれを止めて…を繰り返していると最後には僕の部屋も火事になってしまうでしょう。

 

…しかし日常生活ではこんなことは起こりません。

ほとんどの方は火災報知器よりも問題は火事なんだという事を知っているからです。

 

しかしこれが自分の体の事になると、なぜか火事よりも火災報知器を止めようとするのです。

この火災報知器を止めようとしている行為が対症療法というものです。

 

ステロイドは悪なのか

 

アトピー性皮膚炎も発症する原因があります。

良く分かっていない事も多いのですが、乾燥してバリア機能を失った肌から雑菌が侵入して肌が炎症を起こして発症すると言われています。

そしてステロイド剤の役割は最初の炎症を抑える事です。

炎症を抑える効果がとても高いので、塗ればすぐに効果が出ます。

僕も経験がありますが、すぐに痒みがおさまって2.3日で皮膚の状態が良くなってきます。

 

しかし良くなって使うのをやめると、またすぐアトピーの症状が現れます。

 

アトピー性皮膚炎の痒さは辛いです。
また肌がボロボロになるので、精神的にもかなりきつかったです。

一時的に症状を抑えるというだけでもステロイド剤は効果があって素晴らしいと個人的には思います。

 

しかしステロイド剤にはやはり副作用はあります。

 

弱いステロイドなら問題無いという方もいますが、それは弱い薬なら副作用も少ないという、程度の問題でしかありません。

 

ステロイド剤はタンパク質を溶かす作用があるので、続けて使っていれば皮膚が薄くなります。

角質層が溶ければ当然バリア機能は低下しますので、原因を排除するという考え方の逆方向に進む事になります。

 

またステロイド剤の元になっている副腎皮質ホルモンには免疫機能を抑制するという働きがあります。

長期的に使っていれば、けい皮吸収して体全体の免疫自体も落ちてしまいます。

ちなみに季節の変わり目に肌が荒れる方も多いと思いますが、あれは免疫力が低下している為です。

症状はおさえられますが、免疫が低下すれば炎症も起こしやすくなるので、やはり原因排除の逆方向に向かってしまいます。

 

まとめ

 

ステロイドは必ずしも悪いというわけではありません。

一時的にしろ症状を改善はしてくれます。

 

ただし、ステロイド剤の使用でアトピーが根本的に治るという事は

絶対にありません。

 

ステロイドを使って一時的に症状が良くなって安心するのではなく、保湿を心がけて原因から取り除く努力をしましょう。

 

ちなみに以前紹介したアロエベラエキスという成分もステロイドと同じように抗炎症作用があります。
ステロイドに比べて効果は圧倒的に弱いですが、副作用は今のところ報告されていません。

 

ステロイドに抵抗がある方は良かったら使ってみてください。

カテゴリ:美容の話  [コメント:0]

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