カスパーゼ14は寒暖差の肌荒れを助ける

目安時間:約 4分

カスパーゼはアポトーシスに深く関わっている酵素です。
タンパク質を分解する働きがあるので、細胞のタンパク質を分解して最終的には細胞を殺します。

 

カスパーゼは何種類もあるのですが、カスパーゼ14はアポトーシスに関係しない特殊なカスパーゼとして知られています。

 

 

アポトーシスとは?

プログラム細胞死の事で、細胞の自殺と言われています。
紫外線や放射能等でDNAに損傷を受けた細胞は癌化しますが、癌化した細胞が増殖して体に悪影響を及ぼさない為の免疫機能として備わっている機能です。

 

カスパーゼ14の働き

 

フィラグリンというタンパク質があります。

フィラグリンは肌の表皮で作られるタンパク質ですが、これが分解される事によって肌のバリア機能を担う成分に変わっていきます。

 


ちなみに、アトピー性皮膚炎の方の30%はこのフィラグリンの遺伝子異常があるそうです。
さらにアトピー性皮膚炎の方のほぼ全員が、通常よりも少ないフィラグリンしか持っていないそうです。

 

最近ではアトピー性皮膚炎の治療に向けて、このフィラグリンの発現を高める研究が進んでいます。
化粧品などでもこのフィラグリンを配合したものがあるようですね。

 

そして、このフィラグリンを分解するのがカスパーゼ14の働きです

 

フィラグリンは分解されなければ、ただのタンパク質で保湿には関係しません。
フィラグリンの分解が進んでいくと、最終的に天然保湿因子になって肌を守ってくれます。
ちなみにアトピーの方はカスパーゼ14も少ないそうです。

 

そんなカスパーゼ14ですが、寒暖差の刺激で減少するそうです。

 

季節の変わり目に肌が荒れるという方は多いと思いますが、原因の一つはこのカスパーゼ14の減少だったんですね。

 

カスパーゼ14を増やすには?

 

どうやらスフィンゴイド塩基が良いようです。
ただし、まだ科学的には証明出来ていません。

 

ドンドン聞いた事の無い単語が出てきますが、スフィンゴイド塩基というのはスフィンゴ脂質を形成している成分です。
有名なセラミドもスフィンゴ脂質の一種です。

 

スフィンゴ脂質を食べ物として接種してもほとんど吸収されないし、ましてや肌に作用する可能性はほぼ無い。

 

と言われていたのですが

 


マウスを使った実験では、明らかに肌のバリア機能の向上が見られたそうです。

 

あとは木苺果実抽出液もカスパーゼ14の産生を促進するという話が3日前のニュースになっていました。
こちらも科学的な根拠はまったく分かりませんが、大手化粧品会社の報告なので、確かな根拠があるのではないかと思われます。

 

 

まとめ

 

今まで季節の変わり目の肌の不調は

寒暖差による免疫機能の低下だったり、乾燥によるバリア機能の低下と言われていました。

個人的には、新たな原因が見つかったというだけで嬉しい気がします。

 

原因が分かれば対処の仕方を考えられますもんね。

 

炎症を起こしてしまった後では、それに対処する事しか出来ません。

 

そもそもの原因を突き止めて改善して、今日も我が家の娘には健やかに眠って欲しいと思います。

 

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赤ちゃんがあせもになる原因と対策

目安時間:約 3分

暖かくなってくると大人でもあせもがでたりします。

 

特に赤ちゃんはまだ免疫力も弱くあせも以外でも簡単に肌に発疹が出てしまいます。
肌がかゆくなると赤ちゃんは当然ながらかかないように我慢する事は出来ません。
そして肌を掻き壊してしまうと、そこから別の菌が入って新たな炎症の原因にもなります。

 

大人が気を付ける事で防げる場合もあるので、本格的に暑くなる前に原因と対策を知っておきましょう。

 

あせもの原因

 

あせもになる原因は、汗の管がなんらかの原因で詰まってしまう事です。

 

 

詰まってしまうと、汗に含まれるアンモニア分で汗の管は内側で炎症を起こします。

そして汗の管の数は大人でも子供でも変わらないので、体の面積が小さい分赤ちゃんの方が汗の影響を受けやすいです。
乾きにくい場所に汗をかくと、新たに出てきた汗の行き場が無くあせもになりやすいと言われています。

 

あせもではないですが、赤ちゃんは肌のバリア機能もまだ未熟なので、汗自体が皮膚を刺激して炎症を起こしてしまう場合もあります。
もちろん汗以外にも炎症を起こす可能性は多々ありますので、発疹が出たらまずは専門医の診断を受けましょう。

 

あせもの対策

 

あせもにならない為に。

まずは肌を清潔にしている事が大事です。
そして夜は汗がこもりやすいので、大人が温度を調節してあげましょう。

 

常に清潔にしているし、体温調節もしっかりしているのにあせもになってしまう!

 

という場合は汗や皮脂以外の理由で管が詰まってしまっている可能性があります。

 

最近では赤ちゃん用の保湿剤を使っている家庭も多いと思いますが、油系の成分が入っている保湿剤は避けましょう。
保湿をする事自体は肌のバリア機能を高めるうえで大事な事ですが、油分はそれ自体が毛穴や汗の管を詰める原因になってしまいます。

 

パウダーも同じように管を詰める原因になります。

 

あせもになってしまったら

 

あせもが出来ると肌が炎症を起こして、細菌やアレルゲンが肌の中に入りやすくなってしまいます。
ステロイド等の炎症を抑える塗り薬で肌を早く元の状態に戻しましょう。

 

また、痒みは掻く事で痒さを伝える神経が繋がって、より痒みを感じるようになります。
ステロイドに抵抗のある方はヒスタミンを抑える薬を使って、痒さを抑えてあげてください。

 

細菌が肌の中に入らないようにするためには、肌を弱酸性に保つという事も大事になります。
しかし荒れている肌はアルカリ性に傾いてしまっている状態です。

 

市販の石鹸は赤ちゃん用のものでもアルカリ性に作られているものが多いので、肌荒れ状態の時には出来るだけ弱酸性のものを選ぶようにしましょう。

 

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加齢臭の対策と臭いの原因

目安時間:約 4分

男女共にいつかは加齢臭を漂わせるようになります。
個人差はありますが、だれでも加齢臭を発している可能性はあります。

中高年の体臭の原因が
ノネナール

という成分であるという事が2000年に化粧品会社で発見されて
「加齢臭」という名前ができました。

 

なんでもそうですが名前が付いてしまうとより気になるようになってしまいますよね。

 

加齢臭の原因

 

今発見されている体臭の種類は二つあります。

一つはチーズや古本のようなにおい

これは前述のノネナールが原因です。

 

皮脂が酸化すると過酸化脂質というものになります。
この過酸化脂質は様々な皮膚トラブルを引き起こします。

 

40歳を過ぎたころから皮脂腺から分泌される
パルミトオレイン酸
の分泌がふえてきますが、このパルミトオレイン酸が過酸化脂質によって酸化したり、皮膚の常在菌によって分解されるとノネナールが作られると言われています。

 

もうひとつはペラルゴン酸が原因になる

使い古した油のようなにおいです。

 

ペラルゴン酸も過酸化脂質の一種で、同じように皮脂が酸化した物質です。
皮脂の分泌量は30歳がピークになるので、この油臭いにおいは30歳男性に多いと言われています。

 

加齢臭の対策

 

どちらの原因にも共通しているのが、皮脂の酸化です。

 

皮脂を取り除きすぎると肌が乾燥して肌トラブルの原因になってしまいますが、余分な皮脂はそのまま放置することも肌にはよくありません。

また、皮脂の酸化だけではなくメイクの油分や乳液の油分が酸化しても過酸化脂質になってしまいます。

 

加齢臭の抑制には肌を清潔な状態に保つのが、当たり前ですが何より大事です。
余分な油分は酸化する前に取り除きましょう。

 

次の対策として、それでも肌に浮いてくる油を酸化させないという事です。
これにはビタミンC・Eやアスタキサンチン、βカロテン、カテキン等の抗酸化剤の摂取が有効です。
抗酸化剤のなかでも化粧品原料等に用いられるメマツヨイグサ抽出液は抗酸化作用・抗炎症作用も持っていますが、体臭の抑制に特に効果的と言われています。

 

そして加齢臭自体を消す対策としては、やはり消臭剤を使うという事になります。
これは皮膚の常在菌の静菌作用のあるミョウバン溶液が有効です。

 

それ以外でも最近では消臭作用のある繊維等も発明されています。

 

加齢臭の発生しやすい生活習慣

 

①喫煙習慣

これは喫煙によってビタミンCが破壊されるためです。

 

②肉類・油もの中心の食生活

皮脂の分泌が増える原因になります。

 

③ストレスをため込んでいる生活

ストレスにより活性酸素が体内で作られます。
これにより酸化が促進されます。

 

まとめ

 

加齢臭を漂わせるようになってしまうと、自分では気づきにくいものです。

マナーとして自分で出来る対策をきちんとして、周りに気を使わせないようにしましょう。

食物アレルギーの原因と赤ちゃんの対策

目安時間:約 5分

食物アレルギーにお悩みの方は多いと思います。

そばアレルギー・小麦アレルギー・大豆アレルギー、いろいろありますね。
僕の近親者にも、そばが好きなのにアレルギーで食べられないというジレンマを抱えている者がいます。

 

食べ物によって成長と共に耐性を獲得できるものもあれば、何年かけても耐性を獲得出来ないものもあります。

乳幼児の時に始まったアレルギーは大人よりも治る確率が高く
卵・牛乳アレルギーは5歳までに80~90%の子が
小麦アレルギーも8歳までに56%が耐性を獲得し、自然に治ると言われています。

 

しかし成長してから発症したアレルギーは自然に治る見込みはほとんどありません。

 

食物アレルギーについてはまだ具体的な治療法はありません。
ですので、まずは発症しない為の対策が必要です。

 

食物アレルギーを発症する原因

 

アレルゲンとなるものは主にタンパク質ですが、食物アレルギーを発症する原因はいくつかあります。

口から食べた場合だけではなく、最近の研究では経皮感作が大きいと言われています。
※経皮感作というのは肌から吸収してアレルギーが発症するという意味です。

 

特に乳幼児期の食物アレルギーは、ほとんどが経皮感作だと言われています。

 

乾燥などで肌が荒れていると肌のバリア機能が失われる。
これは何度かお話ししてきました。
バリアが損なわれるとウイルスや雑菌が肌に侵入しやすくなるのと同じように、食べ物も侵入しやすくなります。

大人でも、アトピー性皮膚炎の方や水洗いで手を酷使しつつ食物に触れる機会の多い方は食物アレルギー発症の割合が高いそうです。

 

赤ちゃんはちょっとしたことで肌荒れしたり、季節の変わり目には免疫力が低下して湿疹がでてしまいます。
そうして荒れたほっぺたに食べ物がついたまま放置していると、肌内部に浸透して体が異物として認識してしまいます。
ですので、食べた後は大人がこまめに顔や手を洗ってあげる事が重要です。

 

肌荒れはそのまま放置せずに、ステロイド等を使って出来るだけ早く治してしまいましょう。
※前回対症療法について否定的ともとれる事を書きましたが、場合によっては対症療法は必要です。
もちろん治した後は、そもそも肌荒れしない対策が必要です。

 

またカーペットやソファ等に食べかすがある事もあるので、掃除にも気を付けてください。
食べ物だけではなくほこりや花粉も経皮吸収しますので、食物アレルギー以外のアレルギーを発症する可能性もあります。

 

食物アレルギーの耐性の獲得

 

最近の研究で、肌からの経皮吸収でアレルギーを発症するという事がわかってきました。

今まではアレルギーの原因になる食べ物を食べない事が対策と言われていましたが、今ではまったく逆の考え方が主流になっています。

 

アレルギーの原因になるものを食べる事で、食物アレルギーに対する耐性を獲得できるというものです。
すでに日本でも医療機関でこの免疫療法は行われていて、一定の成果を上げています。
少量ずつアレルゲンになる食べ物を毎日徐々に増やしながら摂取していくことで、アレルギーの耐性を獲得できます。

 

体の中に入り込んだ異物に対してどういう判断を下すかの決定権は樹状細胞という細胞が持っています。
そしてこの樹状細胞は、肌にも腸にも存在しています。

 

最近は花粉症の対策として腸内環境の改善が効果的と言われていますが、これも食物アレルギーの耐性獲得と原理は同じです。

 

まだ研究が進んでいないのでメカニズムは詳しく分かっていませんが、肌から入った異物に対しては樹状細胞は敵とみなし、定期的に腸に運ばれてくる異物は食物という風に認識してくれるのでしょう。

 

しかしすでに食物アレルギーを発症している赤ちゃんに一度にアレルゲン成分を与えたりする事は絶対にやめてください。
自己判断で与えるのではなく、専門家の意見を仰ぎましょう。

また、まだ耐性を獲得していない離乳食の時期には少量ずつ与えるようにしましょう。

 

まとめ

 

食物アレルギーの大きな原因は肌からの経皮吸収です。

日本でも美容石鹸の使用から食物アレルギーを発症したケースもあります。

小さい子供の場合は親が気を付ける事ですが、経皮吸収しない為にはスキンケアはとても重要です。

 

 

また耐性を獲得するために離乳食の時期にはアレルギーの原因になる食べ物をまったく与えないのではなく、少量ずつ与えて様子を見るようにしましょう。

 

 

 

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アトピー性皮膚炎にステロイド剤を使う効果

目安時間:約 5分

僕も昔アトピーでした。

 

今は綺麗に治りましたが昔は重度のアトピーでしたので、その時の名残りなのか今も寝ている間に自分の顔をひっかいてしまう事があります。

 

当時は病院から処方されたステロイド剤を特に考えなく使っていました。

 

このステロイド剤というのは人間の体で作られる副腎皮質ホルモンを模して造られたもので、とても強い抗炎症作用を持っています。

 

昔はステロイド剤の副作用が有名になってステロイドを嫌っている方が大勢いらっしゃいました。

僕もその一人で、副作用の話を聞いてからは一切ステロイド剤を使わずにアトピーを治しました。

しかし今はステロイドに対しての考え方も変わってきたような気がします。

 

ステロイドはいわゆる対症療法です。
ステロイドだけでなく、今の治療はほとんどが対症療法です。

 

対症療法とは

 

例えば、今僕がこの記事を書いている下の階で火事が起こったとします。

僕の部屋では火災報知器がけたたましく鳴り出します。

このままでは集中して記事を書くことが出来ません。

僕は記事を書く手を止めて、火災報知器をとめます。

これでまた集中して記事を書くことが出来るようになりました。

 

さて、この後僕の部屋はどうなるでしょう?

 

当然もう一度火災報知器が鳴り出します。

何故なら火災報知器が鳴る原因になっている下の階の火事はおさまっていないからです。

それでもしばらくは静かになるので記事を書き進める事はできますが、もう一度火災報知器が鳴ってそれを止めて…を繰り返していると最後には僕の部屋も火事になってしまうでしょう。

 

…しかし日常生活ではこんなことは起こりません。

ほとんどの方は火災報知器よりも問題は火事なんだという事を知っているからです。

 

しかしこれが自分の体の事になると、なぜか火事よりも火災報知器を止めようとするのです。

この火災報知器を止めようとしている行為が対症療法というものです。

 

ステロイドは悪なのか

 

アトピー性皮膚炎も発症する原因があります。

良く分かっていない事も多いのですが、乾燥してバリア機能を失った肌から雑菌が侵入して肌が炎症を起こして発症すると言われています。

そしてステロイド剤の役割は最初の炎症を抑える事です。

炎症を抑える効果がとても高いので、塗ればすぐに効果が出ます。

僕も経験がありますが、すぐに痒みがおさまって2.3日で皮膚の状態が良くなってきます。

 

しかし良くなって使うのをやめると、またすぐアトピーの症状が現れます。

 

アトピー性皮膚炎の痒さは辛いです。
また肌がボロボロになるので、精神的にもかなりきつかったです。

一時的に症状を抑えるというだけでもステロイド剤は効果があって素晴らしいと個人的には思います。

 

しかしステロイド剤にはやはり副作用はあります。

 

弱いステロイドなら問題無いという方もいますが、それは弱い薬なら副作用も少ないという、程度の問題でしかありません。

 

ステロイド剤はタンパク質を溶かす作用があるので、続けて使っていれば皮膚が薄くなります。

角質層が溶ければ当然バリア機能は低下しますので、原因を排除するという考え方の逆方向に進む事になります。

 

またステロイド剤の元になっている副腎皮質ホルモンには免疫機能を抑制するという働きがあります。

長期的に使っていれば、けい皮吸収して体全体の免疫自体も落ちてしまいます。

ちなみに季節の変わり目に肌が荒れる方も多いと思いますが、あれは免疫力が低下している為です。

症状はおさえられますが、免疫が低下すれば炎症も起こしやすくなるので、やはり原因排除の逆方向に向かってしまいます。

 

まとめ

 

ステロイドは必ずしも悪いというわけではありません。

一時的にしろ症状を改善はしてくれます。

 

ただし、ステロイド剤の使用でアトピーが根本的に治るという事は

絶対にありません。

 

ステロイドを使って一時的に症状が良くなって安心するのではなく、保湿を心がけて原因から取り除く努力をしましょう。

 

ちなみに以前紹介したアロエベラエキスという成分もステロイドと同じように抗炎症作用があります。
ステロイドに比べて効果は圧倒的に弱いですが、副作用は今のところ報告されていません。

 

ステロイドに抵抗がある方は良かったら使ってみてください。

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乾燥肌の原因とスキンケア方法

目安時間:約 5分

肌は3つの層で出来ています。

 

一番外側が角質層
真ん中が表皮
一番内側が真皮です。

 

健康な肌では角質層に約30%の水分が含まれていますが、これが30%を下回った状態の事を乾燥肌と言います。
水分は湿度の低い方から高い方へ移動していきますので、空気が乾燥していれば肌内部の水分は蒸発しやすくなります。
しかし角質層は外からのバリア機能を持っていて、たとえ空気が極端に乾燥していても本来肌の潤いは保たれるはずです。

 

乾燥肌の原因

 

角質層のバリア機能を支えているのは、セラミド等の保湿成分です。
保湿成分は角質同士をつなぎ合わせる役割を持っているので、減ってくると角質と角質の間に隙間が出来ます。
その隙間から水分がドンドン出て行ってしまうのです。
セラミドは本来人間の体が自分で作るものなのですが、生産量は年齢によって低下します。
それに伴い肌は空気中の湿度の影響を受けやすくなるのです。

 

こうして乾燥が進んでしまうと、肌は固くザラザラしてきます。
これは角質層が厚くなってくる為です。
角質層が乾燥してバリア機能が低下すると、人間の体は肌を守ろうとして新たな角質層を作ろうとします。
本来は28日間をかけて表皮から角質層が作られていくのですが、乾燥状態だと本来の時間をかけずに角質層が作られます。
こうして角質層は積みあがってドンドン厚くなっていきます。
この28日間の中で保湿成分も作られていくのですが、大急ぎで作られた未熟な角質層ではこれらの成分も十分に生産出来ていません。

 

空気が乾燥
→角質層の水分量低下
→未熟な角質層の生産
→角質が厚くなる
→肌荒れ

 

の順で進んでいきます。

 

対策としては肌の保湿をするということですが、すでに肌が荒れてしまっているという方はまずピーリングで余分な角質を取り除いた方が良いでしょう。

 

乾燥肌の為のスキンケア方法

 

保湿にとって有効な美容成分をいくつかご紹介します。
上に書いてあるものほど高い効果を期待できる成分です。

 

保湿力のある成分

肌内部に取り込めるわけでは無いですが、成分自体が水分を多く保持する事ができるものです。
乾燥から肌を守るバリアの役目を角質の代わりに果たしてくれます。

 

・ヒアルロン酸

1gで6リットルの水分を保持すると言われている成分です。
ヒアルロン酸配合の化粧品は数多く流通していますが、かなり効果な成分ですので安価な化粧品にはほとんど配合されていないと考えて良いでしょう。
1リットルあたりの価格は約1000万円かかります。

 

・コラーゲン

真皮にあって、内側の水分量を支えている成分です。
分子が大きいので外側から塗っても吸収されるわけではないですが、高い保湿力を持っています。

 

・エラスチン

同じく真皮の部分に存在する成分です。
吸収は出来ませんが、こちらも保湿力のある成分です。

 

吸湿性のある成分

水分をキープするのではなく、空気中から水分を集める成分です。
保湿力のある成分とあわせて使う事でより効果が期待できます。

 

・PCA-Na

天然保湿因子と言われていて、1つのPCA-Naは4つの水分子を吸着してくれます。
アレルギーの報告もなく、安全性の高い成分と言われています。

 

・プロピレングリコール

多くの化粧品に使われています。
同じく吸湿性のある成分です。
アルコールの一種ですので、肌刺激は多少あります。

 

皮膚にフタをする成分

油でフタをして、水分を逃がさない事も目的とする成分です。
油を塗っておけば確かに水分は逃げませんが、毛穴にまでフタをする事になります。
すると炎症を起こして、乾燥とは別の肌トラブルの原因になるのでお勧めは出来ません。
参考までに記載します。

 

・ミネラルオイル(鉱物油)

安く販売されている化粧品には使われていることが多いです。
取引価格は水よりも安い成分で、石油由来の油です。

 

・パラフィン(石蝋)

こちらも石油由来の成分ですが、ロウソクの原料になる成分です。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

これらはすべて化粧品に配合されている成分ですので、化粧品選びの参考にして頂ければ幸いです。

乾燥には早めの対策が重要です。

本格的に乾燥する時期の前に、保湿を心がけましょう。

 

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顔の毛穴をなくすには?

目安時間:約 4分

顔の毛穴の大きさというのは、男性ホルモンの量によってほぼ決まります。

男性ホルモンが分泌が多いと、毛穴の皮脂腺が発達します。
皮脂腺が発達して大きくなれば皮脂腺を内包している毛穴もそれに伴い大きくなります。

男性ホルモンの量は遺伝によって決まるので自分で選ぶ事は出来ません。

毛穴が目立つ、目立たないというのは背が高い、低いという事と同じ事なのでそれ自体をどうこうする事は出来ないのです。

毛穴の大きさはほぼホルモンバランスで決まると書きましたがそれだけではありません。

皮脂は人間の肌を守るのに必要なものです。

思春期に1時間ごとに洗顔するなど過剰に皮脂を取り除くような事をしていると肌を守ろうとして皮脂腺は発達し、皮脂の分泌が多くなります。
こういう方は毛穴の問題もありますが、後々オイリー肌の原因にもなってきます。

反対にオイル系の保湿を過剰にしていると、皮脂腺が退化します。

この場合毛穴は小さくなる気もしますが、皮脂の分泌が少なくなると乾燥肌の原因になりますのでやめましょう。

人間の体で皮脂腺がもっとも発達しているのは頭で、その次が顔です。
だから顔の毛穴はどうしても気になってしまうのです。

そして残念ながら、顔から毛穴をなくすという事は出来ません。
毛穴や皮脂は肌にとって必要なものだからです。
大きさも遺伝によるものですので、これも変える事は出来ません。

しかし、加齢に伴って目立つようになってきたという方は目立たなくする方法はあります。
黒ずんでいるのが気になるという方も、目立たなくする方法はあります。

毛穴が目立つようになる原因

年齢と共に毛穴が目だってきたという方は「たるみ毛穴」という症状です。

肌の内側の真皮の部分は
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸
で出来ています。

これらは肌の弾力や水分量を保持してくれています。

ちなみに、ヒアルロン酸は水分をゼリー状に固めてくれるのですが、1gで6リットルの水を固める事が出来ると言われています。

それ以外に繊維芽細胞というものも存在していて、この細胞がコラーゲン等を作ってくれているのですが、加齢に伴い生産量は落ちてきます。
すると肌がたるんで、毛穴も広がってしまうという事になります。

毛穴が広がって毛穴同士が繋がってしまう事もありますし、肌の弾性が失われればシワの原因にもなります。

コラーゲンやヒアルロン酸は化粧成分としてもよく耳にします。
これは肌に水分を与えるという意味はありますが、外側から塗っても真皮には届きませんので根本的な解決にはなりません。

黒ずみが気になるという方も、基本的には原因は同じです。
毛穴はそもそも穴なので、鼻の穴の中が外から見て黒く見えるのと同じように毛穴も外から見ると何も詰まっていなくとも黒く見えるのです。

顔の毛穴を目立たなくする方法

「レチノール」(ビタミンA)は肌のヒアルロン酸生成を促進してくれる成分です。
2017年に厚生労働省にシワに効果がある成分として承認されました。

また「ハマメリス水」という成分が肌を引き締める効果があると言われています。
毛穴の大きさが気になるという方はお試しください。

ピーリング(肌の古い角質を取る)も効果があります。
古い角質を取り除けば肌代謝が促進されて、毛穴回りの皮膚が柔らかい状態になる事で毛穴自体が目立たなくなります。

しかし結局は肌内部のコラーゲン量を減らさない努力が大事です。

たばこを吸う方は年齢以上にコラーゲンが減少している傾向にあります。
タバコを吸うと血管が収縮されて、肌に栄養が行きわたらなくなる為ですね。

早寝早起きを心がけ、規則正しい生活を送り、適度な運動をすることで肌の代謝は活性化します。

健康的な生活を送る事で綺麗な肌のままでいられれば、それが一番ですね。

糖尿病を予防する生活

目安時間:約 5分

現在は人口の4分の1が糖尿病または糖尿病予備軍と言われています。

これはもう国民病ですね。

糖尿病には2種類ありますが、今日は2型糖尿病についてのお話しです。

僕の周りにも糖尿病の一歩手前の方は大勢いますが、

実際に生活を気を付けて数値が下がった方も大勢いらっしゃいます。

生活習慣病というくらいですから、毎日の生活に密接に関わる話です。

一回では伝えきれないと思いますが、

何回かに分けてお話ししていきたいと思います。

糖尿病を発症する原因

食事をすると血液の中の糖分量、つまり血糖値が上がります。

そしてその血糖値を下げる働きをするのがインスリンです。

インスリンは血中の糖分をエネルギーに変換するという役割と

糖分を体中の器官に届ける役割を果たします。

インスリンの分泌が不足して、常に血糖値が高くなってしまっている状態が糖尿病です。

肥満の方に多いのはなぜかと言うと、

細胞がお腹いっぱいになってしまったので

体がこれ以上糖分を細胞に取り込まないように

インスリンの分泌をストップさせる指令が出すからなんですね。

これが糖尿病の主な原因です。

他にも遺伝性のインスリン分泌障害という事はありますが、

今日は遺伝性のものではなく後天的な糖尿病についてのお話しです。

糖尿病は食べすぎだけが原因という訳ではありません。

インスリンが脂肪として取り込む分を少なくすれば

糖尿病を予防することは出来ます。

過食以外には、加齢・運動不足・ストレスなどが糖尿病の原因としてあげられますが

これらはすべて体の中のミトコンドリアとビタミン・ミネラル量が関わっています。

糖尿病の予防

糖尿病になってしまった方はインスリン注射の治療と糖質制限というのが良く言われる話です。

糖尿病を予防するにはどうすれば良いのか。

まずはビタミンを十分にとっていれば予防できます。

ビタミンB群には接種したカロリーをエネルギーに変換する作用があります。

体の中にビタミンが満ちている状態だと接種したカロリーは100%に近い形でエネルギーに変換されますが
①糖質100→②ビタミン100%=③100エネルギー

ビタミンが足りていなくて例えば接種したカロリーの50%しかエネルギーに変換出来ないと残りの50%はインスリンが受け持つことになります。
①糖質100→②ビタミン50%=③50エネルギー+④50糖

糖質制限というのはいわゆる対処療法です。

④を減らす為に①を減らそう!ということです。
①糖質50→②ビタミン50%=③25エネルギー+④25糖

で、このエネルギーに変換されなかった糖というのはインスリンによって体に蓄えられるので、脂肪になったりするんですね。

だから良く

接種したカロリー以上に運動してカロリーを消費すれば太らない!

とか言いますが

ビタミンが不足している状態だとそもそもエネルギーにならずに体に貯めこまれるので、
カロリーを最低限しか接種していないはずなのに痩せないということはあります。

③のエネルギー以上に運動すれば、体は筋肉や脂肪を分解してエネルギーに変える事になるので
痩せることは痩せますが、ため込みながら消費している状態なのでかなり効率が悪いです。

だからたくさんビタミンをとって
①糖質100→②ビタミン100%=③100エネルギー

この状態に近づけていけば、痩せ方もかなり効率的になりますし、糖尿病にもなりにくくなります。

糖尿病については自分のまわりでも予備軍の人はたくさんいるので

また別の機会にいろいろ書きたいと思います。

ですが結局予防としては

いわゆる適度な運動と栄養を取れる食事ということですね。

具体的に血糖値を下げる食べ物や血糖値の上昇を穏やかにする食べ物の話。

CM等でよく見るお茶の話もまとめて別の機会にお話しします。

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