ラジウム温泉とホルミシス効果

目安時間:約 6分

先日銭湯に行ってきました。

 

近頃はめっきり少なくなりましたが、スーパー銭湯とかではないごく普通の400円で入れる銭湯です。

 

そして、その銭湯の目玉商品?というか目玉風呂のラジウム温泉にゆっくり浸かってきました。

 

浸かりながら温泉の説明書きみたいなものを読んでみると…

 

ラジウム温泉というのは、放射性物質を含む温泉の事だそうです。

 

効果・効能としては体温上昇・免疫力上昇・身体活性化等、具体的な症状としてはリューマチや胃腸の疾患、関節の症状や脊椎の症状、更年期障害などの内分泌系の症状、創傷、神経痛や神経炎などの神経に関する症状、自律神経失調症や精神的疲労、ノイローゼ、神経症の沈うつ型などの精神関連の症状、喘息や慢性気管支炎、皮膚疾患、がん疾、不妊症、肩こり、痔、うちみ、くじき、しもやけ、また腎臓病や肝臓病、心臓の疾患や動脈硬化症、痛風、歯周炎など

 

…。

 

多い!!!!

 

効果・効能ものすごーく一杯ありますね。

 

これが全部本当なら、ラジウム温泉にさえ入っていれば人間生きていけるんじゃないか?

 

とさえ思ってしまいます。

 

でもそもそも放射能ってこんなに世間で騒がれているのに、それが体に良いってどういう事なんでしょう?

 

何年か前の地震以来関東近辺は放射能の数値が他の地域に比べて高いと言われていますが、放射能が体に良いなら数値が高いのも願ったりじゃないですか?

 

不思議に思ったので、銭湯から帰って家でいろいろと調べてみました。

 

どうやらラジウム温泉に期待されているのはホルミシスという効果だそうです。

 

ホルミシス効果とは、簡単に言うと

 

 

高濃度だと体に悪いと言われている物質が、低濃度だと体に良い作用をもたらす効果

 

らしいです。

 

そこまでは分かりましたが、どういう理由で放射能が体に良いという事になるんでしょう?

 

ホルミシス効果って何で良いの?

 

もういろんなところでいろんな事を言われています。ホルミシス効果。

 

いわく

 

 

例えば筋トレをした後は筋肉痛になるでしょう?それは筋肉が傷ついたからで、体は治る時により強くなります。それと同じように適度に体を傷つける事は、体にとって良い影響を与えるんです。

 

とか

 

マッサージって強く揉みすぎると揉み返しが来るでしょう?でも丁度良い揉み方だと体をほぐす効果があります。それと同じように、弱い刺激だと体にとって良い影響を与えるんです。

 

 

とか。

 

これ、ふたつともそれっぽい意見ですが、良く考えたら言ってる事真逆ですよね。
弱い刺激だと筋肉痛にならないですもんね。

 

色々調べたんですが、ラジウム温泉・ラドン温泉等の放射能泉を推奨している人も結局なんでそれが体に良いのかわかってないっぽいんですよね。

 

例えば
・活性酸素を除去する酵素が増える
・がん抑制遺伝子が増加する

 

とか言われていますが、何故体に有益な酵素や遺伝子が活性化するのかというメカニズムは説明されていません。

 

実際に実験の結果、上の酵素だったりが増えたという研究結果はあるようですが、それは一次的なもので人体に良い影響は無いと言われていたりもします。

ラジウム温泉が与える影響

結局調べてもどういうメカニズムで体に良いのかいまいちわかりません。

 

「低濃度の放射線は悪影響も与えないけど、良い影響も与えないと思われる。」

 

という意見と理由もたくさん目にします。
効果を証明できないだけなのかもしれませんし、本当になんの効果も無いのかもしれません。

 

僕なりに持っている知識に照らし合わして体に良い理由を考えてみました。

 

放射線はいくつかの種類があるそうですが、ラジウムはα線という種類です。
α線は浸透力が弱く、紙一枚も透過しません。
という事は当然お風呂に入っても肌から体の中に入るという事はありません。

 

ただ気体を吸い込んで肺から体の中に入るという事はあると思います。

 

その時は血液に入って、体のいろんな臓器に行きわたります。

 

α線も細胞や遺伝子を傷つけるという事に変わりは無いですが、低濃度だとそんなに影響は無いんでしょうね。
で、傷つけられた細胞はアポトーシスによって自殺します。

 

古くなった細胞はミトコンドリアの数が減ってエネルギーの生産量も落ちていますし、活性酸素もいっぱい出すようになっています。

 

こういう古くなった細胞をアポトーシスに追い込んで、代謝を促進して、その結果エネルギー量も増えるし、活性酸素の生産も減るし、ミトコンドリアが増えて血中の糖分をエネルギーに変える能力も高まる。

 

…。

 

という事なのでしょうか?

 

完全に予想でしかないので、なんの信憑性も無いですが。

 

まとめ

 

体に良いと言われる事も、理由が良く分からない事もたくさんあります。

 

そして反対意見もあります。

 

言われた事を鵜呑みにするんじゃなくて、自分で考えないといけないなぁと調べてみて改めて思いました。

 

調べてみて、僕はこれから積極的にラジウム温泉を利用したいとは思いませんでしたが、特に害も無さそうなので毛嫌いするような事ではないなぁと思いました。

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赤ちゃんがあせもになる原因と対策

目安時間:約 3分

暖かくなってくると大人でもあせもがでたりします。

 

特に赤ちゃんはまだ免疫力も弱くあせも以外でも簡単に肌に発疹が出てしまいます。
肌がかゆくなると赤ちゃんは当然ながらかかないように我慢する事は出来ません。
そして肌を掻き壊してしまうと、そこから別の菌が入って新たな炎症の原因にもなります。

 

大人が気を付ける事で防げる場合もあるので、本格的に暑くなる前に原因と対策を知っておきましょう。

 

あせもの原因

 

あせもになる原因は、汗の管がなんらかの原因で詰まってしまう事です。

 

 

詰まってしまうと、汗に含まれるアンモニア分で汗の管は内側で炎症を起こします。

そして汗の管の数は大人でも子供でも変わらないので、体の面積が小さい分赤ちゃんの方が汗の影響を受けやすいです。
乾きにくい場所に汗をかくと、新たに出てきた汗の行き場が無くあせもになりやすいと言われています。

 

あせもではないですが、赤ちゃんは肌のバリア機能もまだ未熟なので、汗自体が皮膚を刺激して炎症を起こしてしまう場合もあります。
もちろん汗以外にも炎症を起こす可能性は多々ありますので、発疹が出たらまずは専門医の診断を受けましょう。

 

あせもの対策

 

あせもにならない為に。

まずは肌を清潔にしている事が大事です。
そして夜は汗がこもりやすいので、大人が温度を調節してあげましょう。

 

常に清潔にしているし、体温調節もしっかりしているのにあせもになってしまう!

 

という場合は汗や皮脂以外の理由で管が詰まってしまっている可能性があります。

 

最近では赤ちゃん用の保湿剤を使っている家庭も多いと思いますが、油系の成分が入っている保湿剤は避けましょう。
保湿をする事自体は肌のバリア機能を高めるうえで大事な事ですが、油分はそれ自体が毛穴や汗の管を詰める原因になってしまいます。

 

パウダーも同じように管を詰める原因になります。

 

あせもになってしまったら

 

あせもが出来ると肌が炎症を起こして、細菌やアレルゲンが肌の中に入りやすくなってしまいます。
ステロイド等の炎症を抑える塗り薬で肌を早く元の状態に戻しましょう。

 

また、痒みは掻く事で痒さを伝える神経が繋がって、より痒みを感じるようになります。
ステロイドに抵抗のある方はヒスタミンを抑える薬を使って、痒さを抑えてあげてください。

 

細菌が肌の中に入らないようにするためには、肌を弱酸性に保つという事も大事になります。
しかし荒れている肌はアルカリ性に傾いてしまっている状態です。

 

市販の石鹸は赤ちゃん用のものでもアルカリ性に作られているものが多いので、肌荒れ状態の時には出来るだけ弱酸性のものを選ぶようにしましょう。

 

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食物アレルギーの原因と赤ちゃんの対策

目安時間:約 5分

食物アレルギーにお悩みの方は多いと思います。

そばアレルギー・小麦アレルギー・大豆アレルギー、いろいろありますね。
僕の近親者にも、そばが好きなのにアレルギーで食べられないというジレンマを抱えている者がいます。

 

食べ物によって成長と共に耐性を獲得できるものもあれば、何年かけても耐性を獲得出来ないものもあります。

乳幼児の時に始まったアレルギーは大人よりも治る確率が高く
卵・牛乳アレルギーは5歳までに80~90%の子が
小麦アレルギーも8歳までに56%が耐性を獲得し、自然に治ると言われています。

 

しかし成長してから発症したアレルギーは自然に治る見込みはほとんどありません。

 

食物アレルギーについてはまだ具体的な治療法はありません。
ですので、まずは発症しない為の対策が必要です。

 

食物アレルギーを発症する原因

 

アレルゲンとなるものは主にタンパク質ですが、食物アレルギーを発症する原因はいくつかあります。

口から食べた場合だけではなく、最近の研究では経皮感作が大きいと言われています。
※経皮感作というのは肌から吸収してアレルギーが発症するという意味です。

 

特に乳幼児期の食物アレルギーは、ほとんどが経皮感作だと言われています。

 

乾燥などで肌が荒れていると肌のバリア機能が失われる。
これは何度かお話ししてきました。
バリアが損なわれるとウイルスや雑菌が肌に侵入しやすくなるのと同じように、食べ物も侵入しやすくなります。

大人でも、アトピー性皮膚炎の方や水洗いで手を酷使しつつ食物に触れる機会の多い方は食物アレルギー発症の割合が高いそうです。

 

赤ちゃんはちょっとしたことで肌荒れしたり、季節の変わり目には免疫力が低下して湿疹がでてしまいます。
そうして荒れたほっぺたに食べ物がついたまま放置していると、肌内部に浸透して体が異物として認識してしまいます。
ですので、食べた後は大人がこまめに顔や手を洗ってあげる事が重要です。

 

肌荒れはそのまま放置せずに、ステロイド等を使って出来るだけ早く治してしまいましょう。
※前回対症療法について否定的ともとれる事を書きましたが、場合によっては対症療法は必要です。
もちろん治した後は、そもそも肌荒れしない対策が必要です。

 

またカーペットやソファ等に食べかすがある事もあるので、掃除にも気を付けてください。
食べ物だけではなくほこりや花粉も経皮吸収しますので、食物アレルギー以外のアレルギーを発症する可能性もあります。

 

食物アレルギーの耐性の獲得

 

最近の研究で、肌からの経皮吸収でアレルギーを発症するという事がわかってきました。

今まではアレルギーの原因になる食べ物を食べない事が対策と言われていましたが、今ではまったく逆の考え方が主流になっています。

 

アレルギーの原因になるものを食べる事で、食物アレルギーに対する耐性を獲得できるというものです。
すでに日本でも医療機関でこの免疫療法は行われていて、一定の成果を上げています。
少量ずつアレルゲンになる食べ物を毎日徐々に増やしながら摂取していくことで、アレルギーの耐性を獲得できます。

 

体の中に入り込んだ異物に対してどういう判断を下すかの決定権は樹状細胞という細胞が持っています。
そしてこの樹状細胞は、肌にも腸にも存在しています。

 

最近は花粉症の対策として腸内環境の改善が効果的と言われていますが、これも食物アレルギーの耐性獲得と原理は同じです。

 

まだ研究が進んでいないのでメカニズムは詳しく分かっていませんが、肌から入った異物に対しては樹状細胞は敵とみなし、定期的に腸に運ばれてくる異物は食物という風に認識してくれるのでしょう。

 

しかしすでに食物アレルギーを発症している赤ちゃんに一度にアレルゲン成分を与えたりする事は絶対にやめてください。
自己判断で与えるのではなく、専門家の意見を仰ぎましょう。

また、まだ耐性を獲得していない離乳食の時期には少量ずつ与えるようにしましょう。

 

まとめ

 

食物アレルギーの大きな原因は肌からの経皮吸収です。

日本でも美容石鹸の使用から食物アレルギーを発症したケースもあります。

小さい子供の場合は親が気を付ける事ですが、経皮吸収しない為にはスキンケアはとても重要です。

 

 

また耐性を獲得するために離乳食の時期にはアレルギーの原因になる食べ物をまったく与えないのではなく、少量ずつ与えて様子を見るようにしましょう。

 

 

 

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