紫外線の種類とその他の太陽光線の影響

目安時間:約 4分

今まで何度か書いてきましたが、日光で肌は老化します。

 

日光と言っても種類がいくつかあって、波長の短い
「X線」
「ガンマ線」

 

中くらいの
「紫外線」

 

波長の長い
「赤外線」「可視光線」

 

があります。

 

「X線」や「ガンマ線」は波長が短くオゾン層を通過できないので、日常生活で気にすることはほぼありません。

怖いのは紫外線と赤外線ですが、割合としては紫外線が全体の1割程度と言われています。

 

紫外線も波長の長さによって
「UVC」「UVB」「UVA」

と種類が分かれています。

 

「UVC」は波長が短くほぼ地上には届きません。
「UVB」は少し地上に届きます。
「UVA」は紫外線の中でも波長が長く「UVB」の20倍の量が地上に降り注いでいるそうです。

そして、より波長の長い「赤外線」は紫外線の全体量の5倍の量が地上に降り注いでいるそうです。

 

波長の短い光は肌に直接的な影響を与えます。
海で遊んだ後に肌が赤くなったり黒くなったりするのは、上の「UVB」が主な原因です。
「UVB」はシミやシワの原因になります。

 

ちなみに、肌が黒くなるのはメラニン色素が紫外線から肌を守っている為です。
日を浴びても黒くならず赤くなるだけの人はメラニン色素が少ないので、日光から肌を守る事が出来ず、より紫外線の影響を受けやすいと言われています。

 

上の二つは僕が手書きで書いた波長の長さのイメージ図です。

青っぽい水玉はオゾン層だったり、人間の肌細胞だったりだと思ってください。

波長が長い光は、細い間を抜けられるので肌の奥深くまで入り込みます。
波長の短い光は奥までは入り込みませんが、肌の表面を傷つけます。

 

「UVA」は「UVB」より波長が長く、すぐに影響が出るものではありません。

 

ですが、肌の奥まで入って、DNAや真皮のコラーゲンを変質させます。
これは肌のたるみや皮膚ガンの原因になります。

 

冬になると日光がオゾン層を抜ける距離が長くなるので、波長の短い光は通れなくなります。
しかし波長の長い光は冬でも波長の短い光ほど量が減らないので、一年を通して肌に影響を与えます。

 

 

日焼け止めのクリームにはUVカットと書いてあると思いますが、これは紫外線を遮るという意味です
そしてSPFというのは「UVB」をどれだけ遮るかという数値です。
PAは「UVA」を遮る値です。

 

最近では「赤外線」や「可視光線」も肌に影響を与えるという事が分かってきました。
「UVA」以上に波長の長い光なのですぐに影響が出るわけではありませんが、長く浴びているとドンドン蓄積されてしまうそうです。

 

日焼け止めのクリームでも、赤外線を遮るものも販売されているようですね。

 

日光だけではなく蛍光灯やこたつ等からも赤外線や紫外線は浴びていますが、個人的にはそこまで考えだしたら何も出来なくなるじゃないか!と思います。

 

完全に光を防ぎきるのは不可能ですし、そんな事をしたら別の問題が出てくるでしょう。
とはいえオゾン層の破壊で太陽のエネルギーはより強くなっていると思うので、適度に日焼け止めクリーム等で体を守っていきたいですね。

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カスパーゼ14は寒暖差の肌荒れを助ける

目安時間:約 4分

カスパーゼはアポトーシスに深く関わっている酵素です。
タンパク質を分解する働きがあるので、細胞のタンパク質を分解して最終的には細胞を殺します。

 

カスパーゼは何種類もあるのですが、カスパーゼ14はアポトーシスに関係しない特殊なカスパーゼとして知られています。

 

 

アポトーシスとは?

プログラム細胞死の事で、細胞の自殺と言われています。
紫外線や放射能等でDNAに損傷を受けた細胞は癌化しますが、癌化した細胞が増殖して体に悪影響を及ぼさない為の免疫機能として備わっている機能です。

 

カスパーゼ14の働き

 

フィラグリンというタンパク質があります。

フィラグリンは肌の表皮で作られるタンパク質ですが、これが分解される事によって肌のバリア機能を担う成分に変わっていきます。

 


ちなみに、アトピー性皮膚炎の方の30%はこのフィラグリンの遺伝子異常があるそうです。
さらにアトピー性皮膚炎の方のほぼ全員が、通常よりも少ないフィラグリンしか持っていないそうです。

 

最近ではアトピー性皮膚炎の治療に向けて、このフィラグリンの発現を高める研究が進んでいます。
化粧品などでもこのフィラグリンを配合したものがあるようですね。

 

そして、このフィラグリンを分解するのがカスパーゼ14の働きです

 

フィラグリンは分解されなければ、ただのタンパク質で保湿には関係しません。
フィラグリンの分解が進んでいくと、最終的に天然保湿因子になって肌を守ってくれます。
ちなみにアトピーの方はカスパーゼ14も少ないそうです。

 

そんなカスパーゼ14ですが、寒暖差の刺激で減少するそうです。

 

季節の変わり目に肌が荒れるという方は多いと思いますが、原因の一つはこのカスパーゼ14の減少だったんですね。

 

カスパーゼ14を増やすには?

 

どうやらスフィンゴイド塩基が良いようです。
ただし、まだ科学的には証明出来ていません。

 

ドンドン聞いた事の無い単語が出てきますが、スフィンゴイド塩基というのはスフィンゴ脂質を形成している成分です。
有名なセラミドもスフィンゴ脂質の一種です。

 

スフィンゴ脂質を食べ物として接種してもほとんど吸収されないし、ましてや肌に作用する可能性はほぼ無い。

 

と言われていたのですが

 


マウスを使った実験では、明らかに肌のバリア機能の向上が見られたそうです。

 

あとは木苺果実抽出液もカスパーゼ14の産生を促進するという話が3日前のニュースになっていました。
こちらも科学的な根拠はまったく分かりませんが、大手化粧品会社の報告なので、確かな根拠があるのではないかと思われます。

 

 

まとめ

 

今まで季節の変わり目の肌の不調は

寒暖差による免疫機能の低下だったり、乾燥によるバリア機能の低下と言われていました。

個人的には、新たな原因が見つかったというだけで嬉しい気がします。

 

原因が分かれば対処の仕方を考えられますもんね。

 

炎症を起こしてしまった後では、それに対処する事しか出来ません。

 

そもそもの原因を突き止めて改善して、今日も我が家の娘には健やかに眠って欲しいと思います。

 

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アトピー性皮膚炎にステロイド剤を使う効果

目安時間:約 5分

僕も昔アトピーでした。

 

今は綺麗に治りましたが昔は重度のアトピーでしたので、その時の名残りなのか今も寝ている間に自分の顔をひっかいてしまう事があります。

 

当時は病院から処方されたステロイド剤を特に考えなく使っていました。

 

このステロイド剤というのは人間の体で作られる副腎皮質ホルモンを模して造られたもので、とても強い抗炎症作用を持っています。

 

昔はステロイド剤の副作用が有名になってステロイドを嫌っている方が大勢いらっしゃいました。

僕もその一人で、副作用の話を聞いてからは一切ステロイド剤を使わずにアトピーを治しました。

しかし今はステロイドに対しての考え方も変わってきたような気がします。

 

ステロイドはいわゆる対症療法です。
ステロイドだけでなく、今の治療はほとんどが対症療法です。

 

対症療法とは

 

例えば、今僕がこの記事を書いている下の階で火事が起こったとします。

僕の部屋では火災報知器がけたたましく鳴り出します。

このままでは集中して記事を書くことが出来ません。

僕は記事を書く手を止めて、火災報知器をとめます。

これでまた集中して記事を書くことが出来るようになりました。

 

さて、この後僕の部屋はどうなるでしょう?

 

当然もう一度火災報知器が鳴り出します。

何故なら火災報知器が鳴る原因になっている下の階の火事はおさまっていないからです。

それでもしばらくは静かになるので記事を書き進める事はできますが、もう一度火災報知器が鳴ってそれを止めて…を繰り返していると最後には僕の部屋も火事になってしまうでしょう。

 

…しかし日常生活ではこんなことは起こりません。

ほとんどの方は火災報知器よりも問題は火事なんだという事を知っているからです。

 

しかしこれが自分の体の事になると、なぜか火事よりも火災報知器を止めようとするのです。

この火災報知器を止めようとしている行為が対症療法というものです。

 

ステロイドは悪なのか

 

アトピー性皮膚炎も発症する原因があります。

良く分かっていない事も多いのですが、乾燥してバリア機能を失った肌から雑菌が侵入して肌が炎症を起こして発症すると言われています。

そしてステロイド剤の役割は最初の炎症を抑える事です。

炎症を抑える効果がとても高いので、塗ればすぐに効果が出ます。

僕も経験がありますが、すぐに痒みがおさまって2.3日で皮膚の状態が良くなってきます。

 

しかし良くなって使うのをやめると、またすぐアトピーの症状が現れます。

 

アトピー性皮膚炎の痒さは辛いです。
また肌がボロボロになるので、精神的にもかなりきつかったです。

一時的に症状を抑えるというだけでもステロイド剤は効果があって素晴らしいと個人的には思います。

 

しかしステロイド剤にはやはり副作用はあります。

 

弱いステロイドなら問題無いという方もいますが、それは弱い薬なら副作用も少ないという、程度の問題でしかありません。

 

ステロイド剤はタンパク質を溶かす作用があるので、続けて使っていれば皮膚が薄くなります。

角質層が溶ければ当然バリア機能は低下しますので、原因を排除するという考え方の逆方向に進む事になります。

 

またステロイド剤の元になっている副腎皮質ホルモンには免疫機能を抑制するという働きがあります。

長期的に使っていれば、けい皮吸収して体全体の免疫自体も落ちてしまいます。

ちなみに季節の変わり目に肌が荒れる方も多いと思いますが、あれは免疫力が低下している為です。

症状はおさえられますが、免疫が低下すれば炎症も起こしやすくなるので、やはり原因排除の逆方向に向かってしまいます。

 

まとめ

 

ステロイドは必ずしも悪いというわけではありません。

一時的にしろ症状を改善はしてくれます。

 

ただし、ステロイド剤の使用でアトピーが根本的に治るという事は

絶対にありません。

 

ステロイドを使って一時的に症状が良くなって安心するのではなく、保湿を心がけて原因から取り除く努力をしましょう。

 

ちなみに以前紹介したアロエベラエキスという成分もステロイドと同じように抗炎症作用があります。
ステロイドに比べて効果は圧倒的に弱いですが、副作用は今のところ報告されていません。

 

ステロイドに抵抗がある方は良かったら使ってみてください。

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乾燥肌の原因とスキンケア方法

目安時間:約 5分

肌は3つの層で出来ています。

 

一番外側が角質層
真ん中が表皮
一番内側が真皮です。

 

健康な肌では角質層に約30%の水分が含まれていますが、これが30%を下回った状態の事を乾燥肌と言います。
水分は湿度の低い方から高い方へ移動していきますので、空気が乾燥していれば肌内部の水分は蒸発しやすくなります。
しかし角質層は外からのバリア機能を持っていて、たとえ空気が極端に乾燥していても本来肌の潤いは保たれるはずです。

 

乾燥肌の原因

 

角質層のバリア機能を支えているのは、セラミド等の保湿成分です。
保湿成分は角質同士をつなぎ合わせる役割を持っているので、減ってくると角質と角質の間に隙間が出来ます。
その隙間から水分がドンドン出て行ってしまうのです。
セラミドは本来人間の体が自分で作るものなのですが、生産量は年齢によって低下します。
それに伴い肌は空気中の湿度の影響を受けやすくなるのです。

 

こうして乾燥が進んでしまうと、肌は固くザラザラしてきます。
これは角質層が厚くなってくる為です。
角質層が乾燥してバリア機能が低下すると、人間の体は肌を守ろうとして新たな角質層を作ろうとします。
本来は28日間をかけて表皮から角質層が作られていくのですが、乾燥状態だと本来の時間をかけずに角質層が作られます。
こうして角質層は積みあがってドンドン厚くなっていきます。
この28日間の中で保湿成分も作られていくのですが、大急ぎで作られた未熟な角質層ではこれらの成分も十分に生産出来ていません。

 

空気が乾燥
→角質層の水分量低下
→未熟な角質層の生産
→角質が厚くなる
→肌荒れ

 

の順で進んでいきます。

 

対策としては肌の保湿をするということですが、すでに肌が荒れてしまっているという方はまずピーリングで余分な角質を取り除いた方が良いでしょう。

 

乾燥肌の為のスキンケア方法

 

保湿にとって有効な美容成分をいくつかご紹介します。
上に書いてあるものほど高い効果を期待できる成分です。

 

保湿力のある成分

肌内部に取り込めるわけでは無いですが、成分自体が水分を多く保持する事ができるものです。
乾燥から肌を守るバリアの役目を角質の代わりに果たしてくれます。

 

・ヒアルロン酸

1gで6リットルの水分を保持すると言われている成分です。
ヒアルロン酸配合の化粧品は数多く流通していますが、かなり効果な成分ですので安価な化粧品にはほとんど配合されていないと考えて良いでしょう。
1リットルあたりの価格は約1000万円かかります。

 

・コラーゲン

真皮にあって、内側の水分量を支えている成分です。
分子が大きいので外側から塗っても吸収されるわけではないですが、高い保湿力を持っています。

 

・エラスチン

同じく真皮の部分に存在する成分です。
吸収は出来ませんが、こちらも保湿力のある成分です。

 

吸湿性のある成分

水分をキープするのではなく、空気中から水分を集める成分です。
保湿力のある成分とあわせて使う事でより効果が期待できます。

 

・PCA-Na

天然保湿因子と言われていて、1つのPCA-Naは4つの水分子を吸着してくれます。
アレルギーの報告もなく、安全性の高い成分と言われています。

 

・プロピレングリコール

多くの化粧品に使われています。
同じく吸湿性のある成分です。
アルコールの一種ですので、肌刺激は多少あります。

 

皮膚にフタをする成分

油でフタをして、水分を逃がさない事も目的とする成分です。
油を塗っておけば確かに水分は逃げませんが、毛穴にまでフタをする事になります。
すると炎症を起こして、乾燥とは別の肌トラブルの原因になるのでお勧めは出来ません。
参考までに記載します。

 

・ミネラルオイル(鉱物油)

安く販売されている化粧品には使われていることが多いです。
取引価格は水よりも安い成分で、石油由来の油です。

 

・パラフィン(石蝋)

こちらも石油由来の成分ですが、ロウソクの原料になる成分です。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

これらはすべて化粧品に配合されている成分ですので、化粧品選びの参考にして頂ければ幸いです。

乾燥には早めの対策が重要です。

本格的に乾燥する時期の前に、保湿を心がけましょう。

 

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ニキビの治し方!にきび場所で種類を分析

目安時間:約 6分

ニキビは出来る場所によって原因が変わります。

同じ場所に出来続けると、肌が炎症を起こして跡になって残ってしまいます。

自分のニキビの種類を分析して、しっかり対策をとりましょう。

ニキビの原因

一つは肌環境の悪化です。

人間の肌にはノーマルフローラと呼ばれる常在菌が住んでいます。

ノーマルフローラは悪い細菌が増えるのを防いだり、

肌に潤いを与えたりしてくれる我々の味方です。

しかし肌が乾燥している状態だと、

肌の表面に空気中の細菌が付着しやすくなります。

こうしてノーマルフローラのバランスが崩れて、

悪い細菌の勢力の方が大きくなってしまうと、

肌が炎症を起こしてニキビにつながります。

もう一つの原因は皮脂のつまりです。

皮脂が毛穴にフタをしてしまうと、毛穴の中ではアクネ菌が繁殖します。

アクネ菌は肌の炎症を起こす成分を分泌するので、

これがニキビにつながります。

ただし、皮脂を取り除くのには注意が必要です。

皮脂は肌の保湿をしてくれる役割もあるので、必要なものなのです。

皮脂を過剰に取り除いていると皮脂を分泌する皮脂腺の機能が壊れてしまい、

後々オイリー肌の原因になってしまいます。

皮脂をこまめに取り除くのではなく、

洗顔の時にしっかりと毛穴の中まで洗浄する事が大事です。

ちなみに、洗顔した時にシャワーを直接顔にあてて洗い流すのは厳禁です。

せっかくしっかり洗っても水圧で汚れが毛穴に戻ってしまうので、

必ず手ですくい上げたお湯で洗い流すようにしましょう。

ニキビの種類別治し方

ニキビの出来る場所は主に4パターンあります。

まず、おでこやほっぺたに出来るパターン。

この場合、洗顔不足が主な原因です。

女性だとメイクが落としきれず、生え際に残ってしまっている場合等が考えられます。

携帯電話からの菌が付着している事も考えられますが、

どちらにしてもしっかりと洗顔する事で改善されます。

次に鼻に出来るパターン。

鼻にニキビが出来るのは、手で鼻を触る癖のある方に多いです。

手から菌はうつりますので、

頻繁に触ってしまうという方は自分の癖を見直しましょう。

次に口元にニキビが出来るパターン。

これは体内からの影響で出来るニキビと言われています。

胃腸や肝臓が弱っていると毒素を十分に分解出来ません。

その毒素がニキビとして現れます。

乳酸菌等で腸内環境を整えて、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

最後はアゴや首まわりに出来るパターンです。

これはストレスが原因と言われています。

現代人でストレスの無い方などいないとは思いますが、

せめて出来る範囲で早寝早起きをしていきましょう。

ちなみにストレスがかかっている状態というのは交感神経優位の状態です。

人間の体は副交感神経優位の時に免疫力が高まります。

裏を返せば副交感神経が活発な状態を作ればストレスでの不調は軽減されますが、その為には瞑想等が効果的です。

ニキビ跡の治し方

ニキビが出来る体質の治し方のお話をしてきましたが、

今度はニキビが出来てしまった跡を治す方法についてお話しします。

ニキビが無くなっても赤くなって残ってしまっているのは、

肌が炎症を起こしているからです。

炎症を起こしたまま長い間放っておくと色素が沈着して黒っぽくなります。

肌の保湿が大事なのはもちろんですが、

炎症を抑える作用のある成分をいくつかご紹介します。

・アラントイン

傷ついた肌を修復をしてくれる成分です。

肌の再生を促進する効果もあるので、ニキビ以外に傷やヤケドにも効果があります。

さらに肌の色素沈着にも効果があると言われています。

ただし、アラントインはアルカリ性の肌の上ではすぐに分解されてしまいます。

市販品の石鹸や洗顔料はほとんどが強いアルカリ性なので、

そういう方はまず洗顔料から見直した方が良いでしょう。

・ビサボロール

こちらも炎症を抑える作用があります。

手荒れ等も改善されますので、

ハンドクリームに配合されている事も多いです。

アラントインもそうですが、炎症を抑える作用があるものは

肌荒れ全般に良いので、ハンドクリームでも気にせず顔に使ってみてください。

ただし、ハンドクリームを使う場合でもオイル成分が入っているものは避けましょう。

オイルが毛穴にフタをしてしまうと、ニキビの原因になります。

ミネラルオイルというのは化粧品全般に配合されている事が多い成分ですが、

これは落とすのが困難なくらいとても強い油ですので、

特に注意をしてください。

・アロエベラ

切り傷にアロエを塗った経験のある方もいると思いますが、

アロエベラはアロエの品種の中でも特に炎症を抑える効果の高い種類です。

抗炎症以外にも、保湿や肌を柔らかくする効果もあります。

日本に良くあるのはキダチアロエですが、

同じアロエでも効果はまったく違います。

もし手元にアロエベラのエキス等があれば、

夏の日差しが強く赤くやけてしまった時等に試してみてください。

次の日にもまったくヒリヒリしないのですぐに効果を実感できると思います。

ほうれい線を消す方法とボトックス注射

目安時間:約 4分

今日はほうれい線に代表される表情由来のシワについてのお話です。

日々の生活の中で顔のシワはどうしても増えていきます。

歴史が刻み込まれた顔は味があって良い。

と思う方も多いと思いますが、

どうしてもほうれい線が気になるという方もいるでしょう。

まずはどうして顔にシワが出来るのかという事をお話ししたいと思います。

表情ジワのメカニズム

人は笑う時に、

①まず脳から指令を出します。

すると

②アセチルコリンという伝達物質が放出されます。

③アセチルコリンを受容体が受け取ります。

受け取った後は、

④筋肉収縮が始まり、笑顔になります。

その後にアセチルコリンの放出が止まると、筋肉が弛緩して元に戻ります。

人は笑う時に上の順序を辿るのですが、

何千回何万回と繰り返す事でこのアセチルコリン放出が止まらなくなるのです。

これがほうれい線の原因です。

つまり表情ジワは老化ではなく顔の癖という事ですね。

※皮膚のたるみによる原因もありますが、それはまた別の機会に説明します。

さらに詳しくアセチルコリンについて解説します。

神経はいくつものシナプスで繋がれていますが、

シナプスをアセチルコリンが通過するには

VAMP-2

SNAP-25

Syntaxin-1

という3つのたんぱく質が必須となります。

この3つが協力して、アセチルコリンを受容体まで運んでいるんですね。

ボトックス注射ってどんなもの?

ボトックス注射はボツリヌス菌の毒素から作られた薬です。

ボツリヌス菌は食中毒で有名ですね。

ちなみにボツリヌス菌の作り出す毒素はものすごく強力で、

わずか0.5キロで、世界人口分の致死量に相当します。

本来神経麻痺が起こる毒素です。

薬として使う場合にも、

先ほど出てきたSNAP-25の働きを止めるという効果があります。

ボトックス注射は一回の注射で一か月~二か月程度効果が持続しますが、

副作用は、表情が変わらなくなる事です。

いくらシワが無くなるとは言ってもこの副作用は致命的だと思うのですが…。

どうなんでしょう??

そんなボトックス注射は国によっては禁止されていたりもします。

表情ジワを消す方法

ボトックス注射が禁止されている国でもやはり顔のシワは消したいという事で、

ボトックス注射に代わる美容成分が発見されました。

それが塗るボトックスと言われている

アルジルリン(アセチルヘキサペプチド-8)

という成分です。

上で説明したSNAP-25に似た偽SNAP-25を浸透させます。

VAMP-2やSyntaxin-1は偽SNAP-25とは協力する事が出来ないので、

アセチルコリンが伝達されにくくなるという訳です。

本物のSNAP-25の働きを止めるわけでは無いので、

表情が変わらなくなるという副作用もありません。

アルジルリンを開発したスペインのリポテック社によれば、

0.05%アルジルリンを配合したクリームを

一日2回を28日間塗り続けるという実験をしたところ、

平均してシワが16%ほど浅くなったとの事です。

とは言え体の内部に注射する方法と比べて、効果は弱いです。

肌の表面から浸透させる方法なので時間もかかります。

即効性は無いですが、副作用を考えるとこちらの方が良いのではないでしょうか?

まとめ

表情のシワが老化では無いという事が分かりました。

対策としてはボトックス注射が有名だけど、副作用があります。

効果はボトックスよりも弱いけれど、副作用の心配はボトックスよりも無いものとしてアルジルリンという成分も紹介しました。

アルジルリン配合のクリームは市販されていますが、

購入する場合は含有率と浸透率を考えて選びましょう。

活性酸素とは?原因と対策

目安時間:約 6分

先日

人間の病気の90%は活性酸素が原因

という事を書きましたが

今日は活性酸素とは何かという事について詳しく書いていこうと思います。

 

活性酸素はガンの原因にもなるし、心疾患や脳卒中の原因にもなります。

ちなみに上の三つは、日本の病死トップ3ですね。

 

しっかり対策をして、自分や周りの人たちを守っていかないといけません。

 

活性酸素ってなに?

活性酸素というのは、不安定な酸素の事です

活性酸素と言うと、なんだか元気な酸素という感じがしますが、

そんな気の良いものではありません。

活性酸素は寂しがりやの酸素で、誰とでもすぐ仲良くなろうとします。

 

しかし、活性酸素と仲良くなった物質はもれなく酸化します。

リンゴが茶色くなったり鉄が錆びたりする状態ですね。

 

そんなものが人間の体の中では常に作られています。

 

例えば電磁波を浴びた時や、紫外線を浴びた時。

ストレスを感じた時や激しいスポーツをした時

(ちなみに朝の満員電車のストレスは、戦場の最前線と同程度と言われています。)

激しいスポーツをした時や長距離を移動する時。

細菌が体内に入った時、細菌に対抗するための医薬品を摂取した時。

 

すべてが活性酸素が発生する原因になります。

 

携帯電話の普及率は80%以上と言われていますが、

携帯電話を持っていない子供の人数を考えれば、大人はほぼ100%日常的に

携帯電話の電磁波を浴び続けているのではないでしょうか?

ほぼ全てのサラリーマンが毎日満員電車を経験しているし、

ウイルスにさらされています。

風邪をひけば薬を飲むでしょう。会社を休むわけにはいきませんから。

日光を浴びない生活も無理です。

 

つまり日常生活を送れば活性酸素は増えてしまうと言うことです。

 

活性酸素が出来るのを抑えることは、生きている以上出来ません。

出来てしまった活性酸素をどうやって減らすかがポイントという事です。

 

活性酸素の種類

スーパーオキサイド

過酸化水素

ヒドロキシルラジカル

一重項酸素

 

この四種類が、活性酸素と呼ばれるものです。

しかし厄介な事に、それぞれの活性酸素を分解する成分はそれぞれ違います。

 

スーパーオキサイドを分解するものはSOD酵素という、

人間の体が本来持っている酵素とミネラルです。

SOD酵素は年をとるに従って減ってきてしまいますが、サプリメント等で補う事が出来ます。

しかしSOD酵素によって分解されたものが、次に出てくる過酸化水素です。

 

過酸化水素を分解するものは、カタラーゼやマンガンと言った栄養素です。

これを3%に薄めたものが、昔誰しも使っていたようなオキシドールですね。

消毒や漂白の時に使うものですが、人体には劇物です。

 

ヒドロキシルラジカルを分解するのはビタミン群です。

水素でもヒドロキシルラジカルの働きは弱まる事が分かったそうですが、

これは血液中に点滴などで投入する事でやっと効果が期待できる程度です。

一時期流行った水素水にはなんの効果もありません。

ちなみにヒドロキシルラジカルは最も酸化力が強いと言われています。

 

一重項酸素を分解するのはリコピン等のカロチノイドです。

これは紫外線を浴びる事で出来る活性酸素です。

肌トラブルの原因になる活性酸素ですね。

 

と言う事でそれぞれの活性酸素を消去してくれる栄養素はあるのですが、

全てを摂取し続けないといけません。

なぜならそれぞれの栄養素はそれぞれの活性酸素と戦う事で消費されてしまうからです。

 

しかし栄養素の中で唯一、全ての活性酸素と戦う事が出来る栄養素も存在します。

 

活性酸素の対策

αリポ酸は全ての活性酸素と戦う事が出来て、

さらに他の活性酸素と戦う栄養素を補助する事も出来て、

さらに繰り返し活性酸素と戦う事の出来る酵素なのです。

 

人間の体の中でももともと作られる酵素なのですが、

例によって年とともに合成量は減っていきます。

 

食べ物にも含まれている成分なのですが、

含有量はごくわずかなので結局はサプリメントで摂取するしかないでしょう。

ちなみに食べ物だとほうれん草やジャガイモなどに含まれていますが、

一日の摂取目安の200グラムのαリポ酸を摂ろうとすると、

ほうれん草を300キロというとんでもない量になってしまいます。

 

サプリメントで摂取する場合吸収率が問題ですが、

基本は空腹時に摂取するのが効果的なようです。

脂肪燃焼を助ける効果もあるので、一時期はダイエットサプリとして有名になりました。

摂取した糖分を速やかにエネルギーに変えるという作用もあるので、

血糖値の上昇を抑える効果もあります。

外国では医薬品としても処方されているようですね。

 

まとめ

長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

アメリカでは現在サプリメントの普及率が日本の携帯電話普及率と同じくらいになっているそうです。

医療が発達して長生きが出来る時代になったからこそ、

いかに長く健康でいられるかが大事になってきているんですね。

 

僕も自分の娘たちの世話にならないよう、

今から健康に気をつけて生活したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほくろが出来る原因と対処法

目安時間:約 3分

まもなく春ですね。

今日の東京は良く晴れていたので、日中は気分良く愛娘たちとデートを楽しんでいました。

そんななか、娘の顔に生まれて初めてのほくろを発見しました。

僕はもともとほくろの多い方なので、娘もほくろが多くなってしまったらどうしよう…。

ということで、今日はほくろが出来る原因について書いてみます。

ほくろが出来る原因

日光を浴びるとほくろが出来る

というのは聞いた事があると思います。

日に当たると日焼けをして黒くなるのもなんとなくほくろとの因果関係がありそうですもんね。

ただ、本当は日焼けとほくろは全然別ものなんです。

日光を浴びると肌内部では活性酸素が発生します。

ちなみに人間の病気の原因の90%は活性酸素が原因

と言われています。

それぐらい悪いやつなんですね。

活性酸素が発生すると、人間の体は活性酸素を取り除こうとします。

その時に頑張るのがメラノサイトという細胞です。

メラノサイトはメラニン色素をだして活性酸素をやっつける良いやつなのです。

そして活性酸素が分解されると、黒い色に変色します。

これが日焼けです。

一方ほくろは、このメラノサイトという細胞が変異したものです。

いわゆる、腫瘍というやつですね。

良性の腫瘍だったら問題無いです。ただのほくろです。

でも悪性のほくろというものもあります。それは皮膚がんです。

活性酸素は細胞を変異させる力を持っています。

その活性酸素によって良いやつだったはずのメラノサイトがダークサイドに落ちた状態が、

ほくろなんですね。

つまりほくろの原因は日光ではなくて、

日光を浴びることによってできる活性酸素という事です。

ほくろを作らない為の対策

ここまで読んで頂いても

「じゃあ結局日に当たらない事なんじゃないか!」

と思うかもしれませんが、それだけではありません。

活性酸素は、日に当たる以外にも人間の体では常に発生しています。

ストレスを感じた時や、異物(アルコール等)を接種したとき、

高速で移動するとき(電車移動等)、TVや携帯電話などの電磁波を浴びたとき

常に人間の体では活性酸素が生まれています。

だから活性酸素を作らないようにするというのは不可能なのですが、

出来た活性酸素を食べ物によって減らすことは出来ます。

赤ワインでおなじみのポリフェノールだったり

緑茶等でおなじみのカテキンだったり

大豆などでおなじみのフラボノイドだったり

こういったものが、抗酸化作用の高い栄養と言われています。

赤ワインや緑茶は娘にはまだ早いので、とりあえず我が家では納豆を食べさせる事にします。

活性酸素についてはまた明日もっと詳しく書こうと思いますので、

よろしくお願いいたします。

カテゴリ:美容の話  [コメント:0]

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