顔の毛穴をなくすには?

目安時間:約 4分

顔の毛穴の大きさというのは、男性ホルモンの量によってほぼ決まります。

男性ホルモンが分泌が多いと、毛穴の皮脂腺が発達します。
皮脂腺が発達して大きくなれば皮脂腺を内包している毛穴もそれに伴い大きくなります。

男性ホルモンの量は遺伝によって決まるので自分で選ぶ事は出来ません。

毛穴が目立つ、目立たないというのは背が高い、低いという事と同じ事なのでそれ自体をどうこうする事は出来ないのです。

毛穴の大きさはほぼホルモンバランスで決まると書きましたがそれだけではありません。

皮脂は人間の肌を守るのに必要なものです。

思春期に1時間ごとに洗顔するなど過剰に皮脂を取り除くような事をしていると肌を守ろうとして皮脂腺は発達し、皮脂の分泌が多くなります。
こういう方は毛穴の問題もありますが、後々オイリー肌の原因にもなってきます。

反対にオイル系の保湿を過剰にしていると、皮脂腺が退化します。

この場合毛穴は小さくなる気もしますが、皮脂の分泌が少なくなると乾燥肌の原因になりますのでやめましょう。

人間の体で皮脂腺がもっとも発達しているのは頭で、その次が顔です。
だから顔の毛穴はどうしても気になってしまうのです。

そして残念ながら、顔から毛穴をなくすという事は出来ません。
毛穴や皮脂は肌にとって必要なものだからです。
大きさも遺伝によるものですので、これも変える事は出来ません。

しかし、加齢に伴って目立つようになってきたという方は目立たなくする方法はあります。
黒ずんでいるのが気になるという方も、目立たなくする方法はあります。

毛穴が目立つようになる原因

年齢と共に毛穴が目だってきたという方は「たるみ毛穴」という症状です。

肌の内側の真皮の部分は
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸
で出来ています。

これらは肌の弾力や水分量を保持してくれています。

ちなみに、ヒアルロン酸は水分をゼリー状に固めてくれるのですが、1gで6リットルの水を固める事が出来ると言われています。

それ以外に繊維芽細胞というものも存在していて、この細胞がコラーゲン等を作ってくれているのですが、加齢に伴い生産量は落ちてきます。
すると肌がたるんで、毛穴も広がってしまうという事になります。

毛穴が広がって毛穴同士が繋がってしまう事もありますし、肌の弾性が失われればシワの原因にもなります。

コラーゲンやヒアルロン酸は化粧成分としてもよく耳にします。
これは肌に水分を与えるという意味はありますが、外側から塗っても真皮には届きませんので根本的な解決にはなりません。

黒ずみが気になるという方も、基本的には原因は同じです。
毛穴はそもそも穴なので、鼻の穴の中が外から見て黒く見えるのと同じように毛穴も外から見ると何も詰まっていなくとも黒く見えるのです。

顔の毛穴を目立たなくする方法

「レチノール」(ビタミンA)は肌のヒアルロン酸生成を促進してくれる成分です。
2017年に厚生労働省にシワに効果がある成分として承認されました。

また「ハマメリス水」という成分が肌を引き締める効果があると言われています。
毛穴の大きさが気になるという方はお試しください。

ピーリング(肌の古い角質を取る)も効果があります。
古い角質を取り除けば肌代謝が促進されて、毛穴回りの皮膚が柔らかい状態になる事で毛穴自体が目立たなくなります。

しかし結局は肌内部のコラーゲン量を減らさない努力が大事です。

たばこを吸う方は年齢以上にコラーゲンが減少している傾向にあります。
タバコを吸うと血管が収縮されて、肌に栄養が行きわたらなくなる為ですね。

早寝早起きを心がけ、規則正しい生活を送り、適度な運動をすることで肌の代謝は活性化します。

健康的な生活を送る事で綺麗な肌のままでいられれば、それが一番ですね。

目の下のたるみの原因と改善

目安時間:約 5分

今日は目の下に出来るたるみについてのお話です。

「たくさん寝ているのに目の下のクマが無くならない!」

という方もこのたるみが原因です。

この赤く丸がついている部分をアイバックと言いますが、

この部分が下がってくると裏側が透けて黒く見えます。

ぐっと年齢が上がった印象になりますね。

クマについては色素の沈着だったり、血行不良だったりと他にも原因はありますが…。

クマの話もしだすと長くなりすぎるのでそれはまた別の機会にお話しします。

年齢と共に出来るたるみについては気になる方も多いと思います。

できる理由を知って、その上で自分のたるみの改善方法を知りましょう。

たるみが出来る原因

まとめてしまうと結局老化が原因という事ですが、

老化が原因という事で諦めないでください。

原因を詳しく知る事で、それぞれの原因に対しての対策が取れます。

老化に対抗することは出来ます。

加齢に伴って目の下がたるむ原因は、2つです。

コラーゲン老化架橋の形成

人間の肌の内側は70%がコラーゲンで出来ています。

このコラーゲンがお互いに繋がっている事によって、

コラーゲンの間に水分が貯める事が出来て肌にはハリが生まれます。

これをコラーゲン架橋結合と言います。

成人するまでの間にこのコラーゲン架橋結合は完成されるのですが、

老化に伴いコラーゲンが減少してくると人間の体がコラーゲンを保持しようとして、コラーゲンはより密接にくっつくようになります。

この老化架橋が進むとコラーゲンが弾力性を失い固くなりますし、

さらにくっついたコラーゲンの重みで皮膚が垂れるという事になります。

基底膜の分解

肌は表皮という表面部分と、真皮という内側の部分に分かれています。

内側の真皮に表皮をくっつけているノリのような部分が基底膜です。

この基底膜もコラーゲンで出来ているのですが、

人間の体は日々紫外線を浴びるとコラーゲンが分解されます。

基底膜が分解されると、真皮から表皮がずれてたるみになるという訳です。

基底膜は真皮から送られてくる栄養を表皮に送る働きもあるので、

きめ細かい肌をキープする為に重要な働きを持っています。

たるみの改善方法

美容整形では、結合したコラーゲンを取り除くという方法をとります。

目の下にメスを入れて物理的にコラーゲン架橋結合を取り除くんですね。

外側から肌に塗るものでも、コラーゲン架橋を取り除く効果のあるものが存在します。

アセチルテトラペプチド-5(アイセリル)

アイセリルという成分はアミノ酸の一種ですが、

コラーゲン架橋結合を切り離す効果を持っています。

非常に分かりにくいですが、塗るボトックスと言われているのは

アセチルテトラペプチド-8(アルジルリン)

ですので、今回のアイセリルとは別物です。

美容液等に含まれている成分ですが、

コラーゲン架橋結合を取る以外にも血行の改善効果もあります。

目の下の血行不良はクマの原因の一つですので、

たるみとクマ両方に働きかける事が出来る成分ですね。

ヘキサペプチド-10(セリレシン)

基底膜強化ペプチドと言われている成分です。

表皮と真皮の結びつきを強めて、たるみを改善します。

上でも説明しましたが基底膜の働きは表皮と真皮の結合だけではありません。

肌の環境改善全般に効果が期待できます。

他にも肌に良い効果のあるアミノ酸は数多くありますが、

たるみの改善に適したものはこの二つです。

コラーゲンを保つ為に

コラーゲンは分子が大きく、外から塗っても内側には届きません。

ですから体の中で作られるのを助けてやることが大事です。

有効成分を肌に使う事も対策になりますが、

適度な運動もコラーゲン生成にとって効果がある事が分かっています。

健康的な生活を送って、

体の中から綺麗になっていきましょう。

ほうれい線を消す方法とボトックス注射

目安時間:約 4分

今日はほうれい線に代表される表情由来のシワについてのお話です。

日々の生活の中で顔のシワはどうしても増えていきます。

歴史が刻み込まれた顔は味があって良い。

と思う方も多いと思いますが、

どうしてもほうれい線が気になるという方もいるでしょう。

まずはどうして顔にシワが出来るのかという事をお話ししたいと思います。

表情ジワのメカニズム

人は笑う時に、

①まず脳から指令を出します。

すると

②アセチルコリンという伝達物質が放出されます。

③アセチルコリンを受容体が受け取ります。

受け取った後は、

④筋肉収縮が始まり、笑顔になります。

その後にアセチルコリンの放出が止まると、筋肉が弛緩して元に戻ります。

人は笑う時に上の順序を辿るのですが、

何千回何万回と繰り返す事でこのアセチルコリン放出が止まらなくなるのです。

これがほうれい線の原因です。

つまり表情ジワは老化ではなく顔の癖という事ですね。

※皮膚のたるみによる原因もありますが、それはまた別の機会に説明します。

さらに詳しくアセチルコリンについて解説します。

神経はいくつものシナプスで繋がれていますが、

シナプスをアセチルコリンが通過するには

VAMP-2

SNAP-25

Syntaxin-1

という3つのたんぱく質が必須となります。

この3つが協力して、アセチルコリンを受容体まで運んでいるんですね。

ボトックス注射ってどんなもの?

ボトックス注射はボツリヌス菌の毒素から作られた薬です。

ボツリヌス菌は食中毒で有名ですね。

ちなみにボツリヌス菌の作り出す毒素はものすごく強力で、

わずか0.5キロで、世界人口分の致死量に相当します。

本来神経麻痺が起こる毒素です。

薬として使う場合にも、

先ほど出てきたSNAP-25の働きを止めるという効果があります。

ボトックス注射は一回の注射で一か月~二か月程度効果が持続しますが、

副作用は、表情が変わらなくなる事です。

いくらシワが無くなるとは言ってもこの副作用は致命的だと思うのですが…。

どうなんでしょう??

そんなボトックス注射は国によっては禁止されていたりもします。

表情ジワを消す方法

ボトックス注射が禁止されている国でもやはり顔のシワは消したいという事で、

ボトックス注射に代わる美容成分が発見されました。

それが塗るボトックスと言われている

アルジルリン(アセチルヘキサペプチド-8)

という成分です。

上で説明したSNAP-25に似た偽SNAP-25を浸透させます。

VAMP-2やSyntaxin-1は偽SNAP-25とは協力する事が出来ないので、

アセチルコリンが伝達されにくくなるという訳です。

本物のSNAP-25の働きを止めるわけでは無いので、

表情が変わらなくなるという副作用もありません。

アルジルリンを開発したスペインのリポテック社によれば、

0.05%アルジルリンを配合したクリームを

一日2回を28日間塗り続けるという実験をしたところ、

平均してシワが16%ほど浅くなったとの事です。

とは言え体の内部に注射する方法と比べて、効果は弱いです。

肌の表面から浸透させる方法なので時間もかかります。

即効性は無いですが、副作用を考えるとこちらの方が良いのではないでしょうか?

まとめ

表情のシワが老化では無いという事が分かりました。

対策としてはボトックス注射が有名だけど、副作用があります。

効果はボトックスよりも弱いけれど、副作用の心配はボトックスよりも無いものとしてアルジルリンという成分も紹介しました。

アルジルリン配合のクリームは市販されていますが、

購入する場合は含有率と浸透率を考えて選びましょう。

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