日焼け止めのタイミングはいつが良いのか

目安時間:約 5分

先日は太陽光から身を守る事について書きました。
今日は日焼け止めクリームの使い方について考えたいと思います。

 

一般的に日焼け止めは30分前に塗るのが良いと言われています。
「日焼け止めは30分前に塗らないと効果を発揮しない!」という意見も聞きます。

 

でもそれは何故なんでしょう?

 

汗をかいたりプールや海で泳いだりした後は日焼け止めを塗りなおしましょう。
という意見も良く聞きますが、出かける30分前に塗らないと意味が無いなら外で塗りなおす事は意味が無いって事じゃないですか?
日焼けどめを塗って30分以内は太陽光の猛威に耐えるしかないのでしょうか?

 

30分前に塗らないと…、の理由も聞きましたがいまいち納得出来ません。

 

だから自分でいろいろ調べてみました。

 

日焼け止めクリームの成分

 

・紫外線吸収剤
・紫外線散乱剤

 

日焼け止めは主にこの二つの成分で作られているそうです。

 


もちろんこれ以外にも水や油等のベースとなる成分も使われています。
日焼け止め以外の乳液やクリームもそうですが、ベースが無いと塗り伸ばす事が全く出来なくなってしまいますので。

 

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して肌表面で科学反応を起こして熱エネルギー等に変換する成分です。

 

そして紫外線散乱剤は、鉱物由来で紫外線を反射する成分です。
鉱物由来なので、白くなりやすいのが特徴です。

 

この二つの成分はどちらも肌の表面で紫外線を遮る事が目的です。

 

30分前に塗らないと…、の理由を聞くと
「肌に吸収されるのにそれだけ時間がかかる」
と言われたりしますが

 

吸収しちゃって肌の内部に入ったら、外からやってくる紫外線から肌を守れないですよね?

そもそも肌はそんなになんでも吸収出来ません。

 

30分前と言われる理由

 

日焼け止め成分以外にもベースとなる水などの成分が配合されています。

 

出かける直前のタイミングで日焼け止めを塗ると、このベースがまだ乾いていない状態で外に出る事になります。

 

すると肌が洋服やカバン等にくっついた時に、日焼け止めが剥がれてしまいます。
乾いた後でも日焼け止めの成分が肌に乗っている状態なので擦れれば落ちてしまうと思いますが、乾いてない状態だとより洋服等にくっついてしまいやすいのはなんとなく想像できますよね。

 

これが、30分前と言われる理由だと思います。

 

そして30分前という言葉だけが先行して、曲解されて、
「30分前に塗らないと日焼け止めの効力が発揮されない」
という話になったんでしょう。

 

まとめ

 

ということで、塗ってからしばらく洋服や壁等にくっつかないように気をつければ30分前にこだわる必要は無いんじゃないでしょうか?

 

出かける30分前は僕の場合洋服を着替えたり、歯磨きをしたりしています。

 

むしろそのタイミングの方が、塗った日焼け止めが別のところにくっついてしまいそうな気がします。

 

ちなみに、日焼け止めでおなじみのSPFは1平方センチメートルあたり2ミリグラム使う事を前提に算出されているそうです。
これを計算すると、平均的な大人で30g以上日焼け止めが必要になります。

 

下手したら日焼け止め一本使いきる量ですね…。

 

でもそんな事はもちろん無理です。

 

規定より少なく使ったとしても効果が無いわけではもちろんないですが、日焼け止めだけで日光に対抗するのは難しそうですね。

 

日傘を使ったり長そでを着たり、日焼けをした後の炎症対策もしっかりやったうえで、日焼け止めとは良い距離感で付き合っていきたいと思います。

アルギニンの効果を確認する

目安時間:約 5分

最近年齢のせいか、疲れやすくなってきました。

 

疲れやすくなると昔のように長く集中し続けるという事もできません。

 

そこで最近疲れに効くという謳い文句のサプリメントを買って飲みだしました。

 

謳い文句だけを信じて飲みだしてはみたものの、どうゆう効果があるのか事前に調べていなかったので、飲みだして既に2週間ほど経っていましたが改めて成分表示を見てみました。

 

どうやらアルギニンが一粒あたり500g入っているようです。

 

アルギニンて栄養ドリンクなんかで名前は知ってるけど、そもそもなんだろう?

 

と思って、改めて調べてみました。

 

アルギニンの効果

 

一般的に言われているのは

 

・身長が伸びる
・免疫力の向上
・血管拡張
・疲労回復

 

この4つみたいです。

 

疲労回復と免疫力向上は、なんとなくアルギニンにもともと持っていたイメージと同じでしたが、身長が伸びるってすごいですね。
それが本当なら是非飲み続けたい気がします。

 

調べてみると、どうやらアルギニンには成長ホルモンの分泌を促す効果があって、体内の成長ホルモンが増える事で身長が伸びるという話みたいです。

 

ですがより詳しく調べてみると、身長が伸びるという事は残念ながら無さそうですね。

 

アルギニンが成長ホルモンの分泌を促すには、体重1キロあたり500gを30分以内に血管に直接投与が必要と考えられています。
体重60キロの人で3000gのアルギニン点滴という事ですね。

 

僕の飲んでるサプリを6粒飲めば3000gにはなりますが、口から体内に吸収できる量は血管に直接投与した場合の10分の1くらいになってしまうと言われています。

 

そう考えるとサプリメント60粒を30分以内に消化しないといけない計算になってしまいます。
そんな苦行は避けたいので、身長を伸ばすのは諦めたいと思います。

 

というかそもそも、血管投与で成長ホルモンを一時的増やす事は、身長を伸ばす事には関係が無いという実験結果があるようです。

 

・免疫力の向上
・血管拡張
・疲労回復

 

→この3つはほとんど同じ話みたいですね。

 

アルギニンは分解される過程で一酸化窒素とシトルリンという成分になります。
この一酸化窒素は血管を柔らかくして血流を良くする効果がある事が分かっています。

 

血流が良くなると、血管を通じて細胞の隅々まで栄養が行くことになります。

 

細胞ではミトコンドリアが栄養を受け取って、体を動かすエネルギーをつくります。

 

体の中のエネルギーが増える事で体内の毒素を分解する肝臓も十分な働きが出来るようになるので、結果免疫力があがります。

 

アルギニン→
一酸化窒素→
血行改善→
栄養が行きわたる→
ウイルス等にやられなくなる

 

という事ですね。

 

まとめ

 

今更身長を伸ばそうとは思っていなかったのでそれは良いとして、エネルギーが体に満ちるのは良いじゃないか!と思いました。

 

ただ、上の順序で進んでいく為には、十分な栄養を取っている事が前提ですよね。

 

血流が良くなって細胞の隅々に栄養を行きわたらせる準備が整っても、行きわたらせるべき栄養を摂れていないとまったく意味がありません。

 

でもそのうえでアルギニンを摂る事には意味がありそうです。

 

アルギニンはもともと体の中で勝手に合成されるアミノ酸ですが、合成量は例によって加齢とともに落ちていくそうです。

 

それを補えるようにサプリも飲みつつ、健康的な食生活を整えていきたいと思いました。

 

 

髪を乾かすのがめんどくさい。について

目安時間:約 5分

我が家には二人の愛娘がいます。

 

毎日お風呂に入るわけですが、お風呂から上がった後は二人とも髪を乾かすのを嫌がって逃げ回ります。
夏場なんかはその追いかけっこのせいでお風呂に入った直後に汗ばんでいます。

 

どうやらドライヤーの風が嫌いなようです。

 

子供だけに限らず、大人でも毎日の仕事が忙しくドライヤーがめんどくさい!
と思う事はありますよね?

 

そこで髪を乾かさなかった場合のデメリットや楽な乾かし方等を考えました。

 

髪を乾かさない場合のデメリット

箇条書きにしますが
・頭が臭くなる
・頭が痒くなる
・フケが出る
・血行が悪くなる
・髪が痛む
・髪の癖がつきやすくなる

 

これは一般的に言われているデメリットです。

 

とはいえ一概には言えないような気もします。

 

・頭が臭くなる
・頭が痒くなる
・フケが出る
・血行が悪くなる

→この4つは頭皮に関わる事です。

 

頭が臭くなるというのは頭皮が濡れている状態が長く続くと雑菌が繁殖するからです。
これは生乾きの洋服が臭くなるようなものなので、なんとなく想像がつきますね。
頭が痒くなるのは頭皮が炎症を起こしているという事ですが、これも雑菌が増えるからという事です。
フケが出るというのは一般的に言われている事ですが、フケの原因も2種類あります。
乾燥が原因の場合と、逆に皮脂が出すぎている事が原因の場合です。
自然乾燥でフケがでるようになると言われているのは

 

頭皮で雑菌が繁殖

頭皮が炎症を起こす

炎症を起こす事で肌のバリア機能が損なわれる

バリアが敗れたところから水分が蒸発して頭皮が乾燥

フケがでる。

 

という考え方ですが、結局雑菌が増える事が原因みたいですね。

 

頭皮の血行が悪くなるというのは、気化熱に温度を持っていかれて体温が下がるから、結果として血行が悪くなる。
との事ですが、気化熱に奪われるのはドライヤーで乾かしても自然乾燥でも熱量は同じはずなので、これはちょっとおかしいんじゃないか?と思います。
ドライヤーの場合は熱を奪われながら温める事にもなるので、プラマイゼロという事なのかもしれませんが。
どちらにしてもドライヤーでプラマイゼロになるくらいの温度低下で血行が悪くなるというのは言い過ぎのような気がします。

 

・髪が痛む
・髪の癖がつきやすくなる

 

→この二つは髪の毛に関わる事です。

 

濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、そのまま放置すると髪が痛みやすくなるとの事です。
とはいえ、キューティクルの主成分はタンパク質です。
タンパク質はご存知の通り熱によって変質します。
キューティクルは高温になると溶けてしまいます。
ドライヤーで髪が痛むのはキューティクルにダメージを与えてしまうからですね。
結局どっちにしろ髪にダメージがあるじゃないか!
という気がします。

 

髪の癖がつきやすくなる理由は、髪ではなく紙で考えると分かりやすいです。
濡れた紙を乾かすとベコベコになりますよね?
水分量が一定ではないので、乾くタイミングが場所によって変わってくるからです。

 

とはいえこれは人によります。

髪にはメデュラという芯になる部分がありますが、人によってまったく無かったり、あっても途切れていたりします。
芯の無い髪質の人は癖も付きやすいです。

 

まとめ

以上が頭を洗ったあとに自然乾燥させた時のデメリットと言われている事です。

 

僕は夏のお風呂上りはいつも扇風機の前で涼んで、涼みながら扇風機で髪を乾かしていますが、紹介してきたデメリットと言われることを考えると意外と扇風機乾燥が一番良いんじゃないか?という気がします。

 

高温で髪の毛を傷つける事も無いですし。

 

娘の髪も今のところ毛量が少なくすぐ乾くので、走らせて汗をかかせて別の炎症の原因を作るよりは自然乾燥で良いのかな?と思いました。

 

雑菌が繁殖するということも一概には言えないとおもうのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

紫外線の種類とその他の太陽光線の影響

目安時間:約 4分

今まで何度か書いてきましたが、日光で肌は老化します。

 

日光と言っても種類がいくつかあって、波長の短い
「X線」
「ガンマ線」

 

中くらいの
「紫外線」

 

波長の長い
「赤外線」「可視光線」

 

があります。

 

「X線」や「ガンマ線」は波長が短くオゾン層を通過できないので、日常生活で気にすることはほぼありません。

怖いのは紫外線と赤外線ですが、割合としては紫外線が全体の1割程度と言われています。

 

紫外線も波長の長さによって
「UVC」「UVB」「UVA」

と種類が分かれています。

 

「UVC」は波長が短くほぼ地上には届きません。
「UVB」は少し地上に届きます。
「UVA」は紫外線の中でも波長が長く「UVB」の20倍の量が地上に降り注いでいるそうです。

そして、より波長の長い「赤外線」は紫外線の全体量の5倍の量が地上に降り注いでいるそうです。

 

波長の短い光は肌に直接的な影響を与えます。
海で遊んだ後に肌が赤くなったり黒くなったりするのは、上の「UVB」が主な原因です。
「UVB」はシミやシワの原因になります。

 

ちなみに、肌が黒くなるのはメラニン色素が紫外線から肌を守っている為です。
日を浴びても黒くならず赤くなるだけの人はメラニン色素が少ないので、日光から肌を守る事が出来ず、より紫外線の影響を受けやすいと言われています。

 

上の二つは僕が手書きで書いた波長の長さのイメージ図です。

青っぽい水玉はオゾン層だったり、人間の肌細胞だったりだと思ってください。

波長が長い光は、細い間を抜けられるので肌の奥深くまで入り込みます。
波長の短い光は奥までは入り込みませんが、肌の表面を傷つけます。

 

「UVA」は「UVB」より波長が長く、すぐに影響が出るものではありません。

 

ですが、肌の奥まで入って、DNAや真皮のコラーゲンを変質させます。
これは肌のたるみや皮膚ガンの原因になります。

 

冬になると日光がオゾン層を抜ける距離が長くなるので、波長の短い光は通れなくなります。
しかし波長の長い光は冬でも波長の短い光ほど量が減らないので、一年を通して肌に影響を与えます。

 

 

日焼け止めのクリームにはUVカットと書いてあると思いますが、これは紫外線を遮るという意味です
そしてSPFというのは「UVB」をどれだけ遮るかという数値です。
PAは「UVA」を遮る値です。

 

最近では「赤外線」や「可視光線」も肌に影響を与えるという事が分かってきました。
「UVA」以上に波長の長い光なのですぐに影響が出るわけではありませんが、長く浴びているとドンドン蓄積されてしまうそうです。

 

日焼け止めのクリームでも、赤外線を遮るものも販売されているようですね。

 

日光だけではなく蛍光灯やこたつ等からも赤外線や紫外線は浴びていますが、個人的にはそこまで考えだしたら何も出来なくなるじゃないか!と思います。

 

完全に光を防ぎきるのは不可能ですし、そんな事をしたら別の問題が出てくるでしょう。
とはいえオゾン層の破壊で太陽のエネルギーはより強くなっていると思うので、適度に日焼け止めクリーム等で体を守っていきたいですね。

カテゴリ:美容の話  [コメント:0]

カスパーゼ14は寒暖差の肌荒れを助ける

目安時間:約 4分

カスパーゼはアポトーシスに深く関わっている酵素です。
タンパク質を分解する働きがあるので、細胞のタンパク質を分解して最終的には細胞を殺します。

 

カスパーゼは何種類もあるのですが、カスパーゼ14はアポトーシスに関係しない特殊なカスパーゼとして知られています。

 

 

アポトーシスとは?

プログラム細胞死の事で、細胞の自殺と言われています。
紫外線や放射能等でDNAに損傷を受けた細胞は癌化しますが、癌化した細胞が増殖して体に悪影響を及ぼさない為の免疫機能として備わっている機能です。

 

カスパーゼ14の働き

 

フィラグリンというタンパク質があります。

フィラグリンは肌の表皮で作られるタンパク質ですが、これが分解される事によって肌のバリア機能を担う成分に変わっていきます。

 


ちなみに、アトピー性皮膚炎の方の30%はこのフィラグリンの遺伝子異常があるそうです。
さらにアトピー性皮膚炎の方のほぼ全員が、通常よりも少ないフィラグリンしか持っていないそうです。

 

最近ではアトピー性皮膚炎の治療に向けて、このフィラグリンの発現を高める研究が進んでいます。
化粧品などでもこのフィラグリンを配合したものがあるようですね。

 

そして、このフィラグリンを分解するのがカスパーゼ14の働きです

 

フィラグリンは分解されなければ、ただのタンパク質で保湿には関係しません。
フィラグリンの分解が進んでいくと、最終的に天然保湿因子になって肌を守ってくれます。
ちなみにアトピーの方はカスパーゼ14も少ないそうです。

 

そんなカスパーゼ14ですが、寒暖差の刺激で減少するそうです。

 

季節の変わり目に肌が荒れるという方は多いと思いますが、原因の一つはこのカスパーゼ14の減少だったんですね。

 

カスパーゼ14を増やすには?

 

どうやらスフィンゴイド塩基が良いようです。
ただし、まだ科学的には証明出来ていません。

 

ドンドン聞いた事の無い単語が出てきますが、スフィンゴイド塩基というのはスフィンゴ脂質を形成している成分です。
有名なセラミドもスフィンゴ脂質の一種です。

 

スフィンゴ脂質を食べ物として接種してもほとんど吸収されないし、ましてや肌に作用する可能性はほぼ無い。

 

と言われていたのですが

 


マウスを使った実験では、明らかに肌のバリア機能の向上が見られたそうです。

 

あとは木苺果実抽出液もカスパーゼ14の産生を促進するという話が3日前のニュースになっていました。
こちらも科学的な根拠はまったく分かりませんが、大手化粧品会社の報告なので、確かな根拠があるのではないかと思われます。

 

 

まとめ

 

今まで季節の変わり目の肌の不調は

寒暖差による免疫機能の低下だったり、乾燥によるバリア機能の低下と言われていました。

個人的には、新たな原因が見つかったというだけで嬉しい気がします。

 

原因が分かれば対処の仕方を考えられますもんね。

 

炎症を起こしてしまった後では、それに対処する事しか出来ません。

 

そもそもの原因を突き止めて改善して、今日も我が家の娘には健やかに眠って欲しいと思います。

 

カテゴリ:美容の話  [コメント:0]

ページの先頭へ